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発達性トラウマ」の検索結果

発達性トラウマ障害とポリヴェーガル理論

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これまでは、

自律神経には2つ、

すなわち交感神経と副交感神経があるとされていました。

 

昼間活動しているときには交感神経が優位で、

夜眠るときは副交感神経が優位に働く、

そのバランスが取れていることが大事とされています。

 

しかし、近年の研究で、

自律神経にまつわる新し捉え方が広がりつつあります。

それを理解すると、トラウマや鬱などの症状がよく理解できますので、

ここにわかりやすくまとめてみたいと思います。

 

3つの自律神経

従来は、交感神経と副交感神経の2つとされていましたが、

最近の研究で、副交感神経はさらに2つに分かれる、とする説があります。

その2つとは、腹側迷走神経複合体と、背側迷走神経複合体と呼ばれています。

 

それぞれの働きについて

交感神経—活動、興奮、闘争、逃走

腹側迷走神経複合体—愛着、コミュニケーション、人間関係、表情、きずな

背側迷走神経複合体—シャットダウン、凍り付き、不動、死んだふり、スロー

 

神経系の進化の過程と生物の生き残り作戦

↓ 背側迷走神経複合体

↓ 交感神経

↓ 腹側迷走神経複合体

 

生物は進化の段階に応じて適切な神経を用いた生存戦略を持っています。
●高等哺乳類(人):腹側迷走神経を使って他者との「つながり」「コミュニケーション」「協力」
●哺乳類:交感神経を用いて対象に対して「戦う」か「逃げる」
●爬虫類:背側迷走神経に用いて「不動化」「死んだふり」「シャットダウン」

 

ポリヴェーガル理論

この理論では「生物が危機的状況のとき、どの神経系路を使って自己調整・環境適応をするか」を生物の進化に伴う自律神経の発達から説明しています。

 今まで自律神経による自己調整・環境適応は「交感神経」「副交感神経」の2種類によって調整されていると考えられてきました。
しかしポリヴェーガル理論では「副交感神経」を2つに分け、「背側迷走神経複合体」「交感神経」「腹側迷走神経複合体」の3種によって自己調整・環境適応が行われており、その使用は生命の進化の段階にヒエラルキーが形成されていると説明しています

 

ストレス下の人間の行動を神経系で理解する

例えば、高速道路上で玉突き事故の現場に遭遇したとします。

同じ事故現場でも、どの神経系が優位に働いているかでその人の行動が変わってきます。

 

腹側迷走神経複合体—周囲の状況を確認して、人と協力して事態の収拾を試みる。

交感神経—パニックで泣き叫ぶ。逃げ出す。

背側迷走神経複合体—呆然と動けなくなる。。気絶する。

 

子供の行動を神経系で理解する

例えばクラスのみんなでドッヂボールで遊んでいて、ボールをあてられたとします。

 

腹側迷走神経複合体—悔しいながらも楽しく遊び続けられる。

交感神経—個人的に攻撃されたと思って怒り出す。

背側迷走神経複合体—恐怖で動けなくなりボールに触りたがらない。参加しない。

 

一般的な職場での様子

人手不足で1人あたりに割り振られる仕事量が増えたとします。

 

腹側迷走神経複合体—上司に相談し同僚と協力してやり遂げようとする。

交感神経—上司に文句を言い、部下に当たり散らす。イライラしている。

背側迷走神経複合体—うつ病発症。

(パニック障害は、ストレスが限界に達した先に起こる自律神経系の誤作動によると考える説もあります。)

 

以上、3つの例を挙げましたが、

腹側迷走神経複合体がよくて、その他がダメだというのではなく、

生き残るために神経系がそうなっている、ということです。

 

ではなぜ、同じ状況なのに人それぞれ行動が変わってくるのか、

それは「耐性の窓」でよく説明されています。

赤–交感神経

緑–腹側迷走神経複合体

青–背側迷走神経複合体

 

以下、引用

ストレスがかかったとき、人は怒ったり落ち込んだりと、反応はさまざまです。また、軽いストレスで怒る人もいれば、強いストレスもものともしない人もいます。ストレスに対する耐性は人によって異なるのです。

人はそれぞれ、ストレスを許容できる範囲を持っており、これは乳幼児期に決まります。この範囲は耐性の窓と呼ばれており、ストレスを受けた自律神経は、この窓の枠のなかで上下に波打ちます。

自分の耐性の窓がどのようになっているのかを知る手掛かりとなるのが愛着のタイプです。愛着とは親と子どもの間に作られる絆です。

幼少期に「虐待」や「不適切養育」を受けるなどしてトラウマがある人は、耐性の窓の縦幅が狭くなり、神経の波は上下の枠を突き破って、ストレスに大きく反応します。

一方、幼い頃に母親など養育者との二者間でじゅうぶんな関わりがあると、子どもは感情のコントロールの仕方を学び、耐性の窓の幅は広がり、ストレスへの対応もうまくできるようになるのです。

こうした幼い頃に作られた愛着は、4つのタイプに分けられます。そこから、自分の耐性の窓がどのパターンかがわかるでしょう。

下記の愛着の4タイプから自分のタイプをチェックしてみてください。自分の愛着のタイプがわかると、自己理解が深まって、不安やイライラが軽減できたり、対人関係も良好に変化したりします。

自分が「安定型」以外だったときでも心配はいりません。「合谷タッピング」は、トラウマや恐怖を軽減し、耐性の窓の幅を広げてストレスの許容度を高める効果があります。

(合谷タッピングの効果的なやり方は「脳内ストレスdetoxタッチ」でもお伝えしています。)

 

また、「安定型」の人を身近に見つけて、お手本にするのもいいでしょう。その人のさまざまな状況での振る舞いや考え方を思い出すことによって、安定型の考え方に近づけるようになります。

すると、人との関わりがうまくいくようになり、引いては耐性の窓の幅を広げ、ストレスや不安に強くなれるはずです。

(ボディコネクトセラピーの開発者、臨床心理士/公認心理師 藤本昌樹(ふじもと・まさき)先生の記事から)

 

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不適切養育と虐待の違い

自覚しにくい発達性トラウマ障害

「喜び脳」か「不安脳」、ニューロセプションから読み解く | そらとり (cranio-kenko.com)

 

 

自覚しにくい発達性トラウマ障害

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学校にも行けて、塾などの習いごとにも通わせてもらえた。。

ごく一般の家庭に育った場合、不適切養育がされていても気づきにくい場合があります。

親に不満があっても、悪いのは自分だと思い込み、自分を責めてしまいがちです。

 

そうやって徐々に自己肯定感が低くなり、

他人との交流も難しく感じるようになったり、

体調が悪くなったりするのも、

「性格のせい」とか「生まれつき身体が弱い」ってことにしてしまいます。

 

ですが実はこれ、発達性トラウマによる神経系の仕業なんです。

神経系のお話は次のブログで詳しく書こうと思います。

 

ここではもう少し、「不適切養育」をしてしまう「親」の立場にある人の状態を見ていこうと思います。

 

愛すべき子供を苦しめてしまう親もまた苦しんでいることが多いです。

・ストレスでイライラしている。

・親の介護で疲れ果てている。

・親自身も発達障害や発達性トラウマを抱えている。

 

僕も子供のころ、母親に対して辛い思いをしたことがあります。

今では理解できるし、ずいぶん傷も癒えたのでこうして書くこともできるのですが、

母親に「あんたは肩幅が狭い」、

「あんたのおしりはぺっちゃんこ」などと身体のことを言われたり、

テストで頑張っても「ふーーん」みたいな反応だったし、、

他の方と比べるとまだ「軽症」だとは思いますが、

まあ当時はかなりきつかったです。。

 

心が通じ合わないというか、

共鳴して響きあうものがなかったというか。。

その当時は、やり場のない感情でぐちゃぐちゃになっていた時もあります。

 

でも母親は、悪気があってそうしていたわけではないんです。

母の神経系が、そういう「作り」になってたってことなんです。。

母ももしかしたら、過去のどこかのタイミングで傷ついていたのかもしれません。

 

「やられたらやり返す」って意識はしていないんだけど、

そうなっちゃう。。。

それが発達性トラウマ障害の厄介なところです。

 

いつの間にか僕も親になり、

すでに子供たちも大きくなってしまいました。。

こうして勉強を進めていくと、

父親として本当に反省するべきことだらけで、

まさに負の連鎖のドツボにはまっていたと落ち込んでしまいます。

 

例えば、メキシコから帰国したばかりの頃は、

向こうの暮らしとこっちとのギャップで、

かなり苦しかったしストレスもあったし、ちょい鬱でした。。

 

そんな中、今思い出せばかわいらしい我が子供たちは幼稚園に通っていて、

僕が毎日送り迎えをしていたのですが、

子供たちが上靴とか水筒とか、何か忘れ物をすると、

ブチ切れていたことも度々あります。

運転も荒くなり、子供達には怖い思いをさせてしまったと思います。。

 

夜にはあわあわのお風呂を作って、

男4人で入ったりしていましたが、、

子供たちの記憶には、楽しかったこと、怖かったこと、

どんなふうに残ってるんだろう。。?

 

恐怖体験は、子供たちの表面上の記憶からはだんだん消えていくのかもしれませんが、

深いところでは刻まれてしまっているのかもしれないのです。。

 

こうした負の連鎖は、世代を超えて全世界にはびこっていると思いますが、

それに気づいた人から、勇気をもって断ち切っていければいいなと思っています。

 

トラウマや苦しい記憶というものは、身体の中に閉じ込められています。

なので、身体からの(ソマチックな)アプローチが有効です。

 

花丘ちぐささんの「その生きづらさ、発達性トラウマ?」の中で、

以下のソマチックなアプローチが紹介されています。

 

・EMDR

・ブレインスポッティング

・TFT

・ブレインジム

・ホログラフィトーク

ボディコネクトセラピー

バイオダイナミック・クラニオセイクラルセラピー

 

そらとりの新サービス「脳内ストレスdetoxタッチ」にも上記のいくつかのセラピーが含まれていて、背中を後押ししてもらえた感じがします。

 

僕がここにたどり着いたのも、

自らの呪いを解いて多くの人を解放するっていう

「美女と野獣のバラ」のせいかもしれません。。(笑)

マイダンジョンカード

 

 

次のブログでは、発達性トラウマ障害を神経系から読み解いてみようと思います。

9月の研修で学んだこと

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9月はほんとに忙しくて、

・まず畑が夏から秋への移り変わりで、いろいろやること、意外に多いんです。。でも、新しく借りてくれる人も出てきて、なんとかこなせました?

・で、月末には親知らずの抜歯。。これは手術だったのですが、研修で学んだことがとても役立ったのでLINE公式の方でシェアさせていただきました。登録がまだの方はよかったらご登録くださいね。

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ソマティック・エクスペリエンシング(Somatic Experiencing®)療法、Somatic Resilience Regulation(SRR)

 

・そして質量ともに充実した研修ですが、

前半のSomatic Experiencingは中級の後半を迎え、

胎児期・周産期のトラウマ(胎児仮死、出生時外傷、幼少期の手術)、

麻酔、

高熱、

窒息、

溺水、

落下や転倒、

後天性脳損傷、

自動車事故、

動物に襲われること、

阻害された脱出、

レイプ/性的虐待、

手術、

中毒、

火傷、

自然災害、

感情的トラウマ、

について学びました。

 

盛りだくさんで、トラウマを体験したことがある受講生は、講義中にプロセスが刺激されてしんどくなったり眠たくなったり(聞きたくないっていう反応)してきます。。

 

こちらは中級を修了して、あと残り1年で卒業となりました。

 

 

そして、9月後半のSomatic Resilience Regulation は主に発達性トラウマに関する学びで、これがまた深いんです。

100%幸せだった子供時代を送ったっていうひとはきっといなくて、

誰もが多かれ少なかれ傷つきながら成長してきたのではないでしょうか?

そういった意味では、トラウマがない人なんていなくて、すべての人にとって重要なテーマなのではと思っています。

 

僕自身も親との関係でずいぶん苦労してきたし、

今度は親になって、子どもに辛い思いをさせてしまった申し訳なさも感じています。

 

もう少し早くこのことに気づいていれば、とも思いますが、過去には戻れず、、

今、そしてこれから子どもたちとどう関わっていくかが大切だと感じています。

 

そして、多くの人にこの発達性トラウマのことを知って欲しいと願っています。

なぜなら、こころや身体で「今」感じている辛さの原因が、はるか昔の親との関わりにあるかもしれないからです。

 

私たちには、生まれてきた時にはまだ未発達な神経系があって、(腹側迷走神経複合体と呼びます)、

人との関わりの中で成長してくると言われています。

赤ちゃんだった私たちの欲求に周りの大人たちがどれだけ応えてくれていたかが大きく影響します。

 

ただミルクをあげて、おむつを替えていたらいいという単純なものではありません。

 

もっと細かいニーズを、肌を近づけて寄り添い、どれだけ汲み取ってあげれたか、それにかかっています。

詳しいことを書き出すとエンドレスなので、もしお知りになりたい方がいらっしゃれば本などを読まれるのもいいと思います。

 

お子さんを連れてこられる方も増えてきています。

不登校、朝起きれない、胃腸の調子が悪い、皮膚の発疹、落ち着きがない、覇気がない、、、etc..

 

「子どもの問題」と捉えていらっしゃる方がほとんどですが、

家庭環境や親子関係に本当の原因が隠れているかもしれません。

 

虐待やネグレクト、度重なる夫婦喧嘩などがあると親も自覚していると思いますが、

一方で、親がなかなか自覚できないこともあって、例えば、

・過干渉

・親自身の調整不全

・親自身の愛着障害

などが挙げられますし、実際によく見受けられます。

 

まずは、そのあたりを俯瞰的に見つめられるのが大切かなと思われますが、

なかなか自分自身を見つめるというのは難しそうです。

 

勇気が必要だと思います。

だって、これまでの自分のあり方が否定されるような感覚に見舞われてしまいますから。。

 

 

そこを、やさしくとき解いていくには、ときには専門家の手を借りた方がいいかもしれません。

 

 

 

ここまで読んでくださった方に、お得情報です。

トラウマ脳リセットタッチ

通常1回13000円→8000円(基本施術と同じ料金、初見料⁺2000円)

 

回数券4回コース39000円(2サイクル目以降は31200円)→6回券43200円(1回7200円)

(2022年10月19日までにお申し込みの方)

 

 

6回券だと1回あたりが7200円になりお得です。期限は8か月です。

6回券だと、いろんなオプションもあるので、

今日はトラウマやって来週は腸活、その次は整顔、という風にいろいろできます。

 

ご予約・お問い合わせをお待ちしています

090-3850-7767(江口)

公式LINEからでも承ります。

 

トラウマは結婚前に癒した方がいいよ

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発達性トラウマと結婚について、以前にも書いたことがありました。。

まだ結婚してないならチャンスです!

 

2021年4月の記事で、今から約1年半前になります。

それに重なるところもあるかもしれませんが、この間に学んだことも交えて、改めて書いてみようと思いました。

そう、発達性トラウマというインナーチャイルド、結婚する前に癒しておいた方が絶対いいよ!って話です。

(体験者は語る。。)

 

だってね、

たとえ親との間でつらい思いを繰り返してきたとしても、

とりあえずこれまで生きながらえてきたという「いびつな安心感」があるから、

つい、無意識で、親と同じようなパートナーを選んでしまうということなんです。。

 

バウンダリーの話はよくしますが、

目に見えない境界線が、

親にされたことでボコっと凹んでいるとします。

で、親と離れて過ごすようになると、なんとなく凹んでいるところに物足りなさを感じて、

つい、そこを埋めてくれる人を求めてしまう、と言ったらわかりやすいでしょうか?

凸と凹。これが合わさるとやっぱり安心するんでしょうか?

 

でも、嫌ですよね。。怖いですよね。。もうやめたいですよね。。?

 

なので、幸せで実り豊かな結婚生活を送りたければ、

今のうちに凹を平らにしておきませんか?というお話なんです。

 

そうじゃないと例えば、共感性に乏しい親元に生まれて、

やはり共感性の乏しいパートナーに引き寄せられる確率が高くなってしまいます。

 

サバイバルのために幼少期の頃に身につけたものを今さら変えていくというのは骨の折れる仕事です。

でもその重労働をする羽目になったのは、早々と自分の癒しに向き合ってこなかったから。。

 

そこで、あなたはどちらを選びますか?

今ですか、それとも後で?それとも、来世で?(笑)

来世に持ち込むと、また同じような人と出会って、同じような「課題」に取り組まなくちゃ、ですよね。

 

 

で、この選択は、あなただけに関わるものではなくて、将来のあなたの子どもにも影響が及ぶということは、

これまで僕のブログを読んでくださっている方にはわかっていただけると思います。

 

結婚してから取り組むとなると、パートナーさんやお子さんまで巻き込まないといけませんし、

もしかしたらそこに年老いてわがままになった親が乗っかってくるかもしれません。。

 

今やるか、後でやるか、どちらがいいんでしょうね。。

 

カルマの問題もあるでしょうから、どちらが正解というわけではなく、きっと各々が選んでいくんでしょうけど、僕はやはり両方を応援します。

 

おススメは結婚前の「今」ですが、僕自身は結婚後の「今現在進行形真っ最中」なので。。(笑)

 

両方のお力になれると思います。

 

 

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かと言って、親が悪いわけじゃない。。

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前回のブログの続きです。

あなたが欲していたものを親が与えてくれなかったとしても、

決して親が悪いわけではなかったかもしれません。

 

あなたを食べさせていくためにただ必死に働いてへとへとになっていただけかもしれないし、

病弱なあなたの兄弟姉妹のお世話につきっきりで、ついあなたと向き合う時間が少なくなってしまっただけかもしれません。

あるいは、あなたのためと思って必死にやってきたことが、実はあなたにとっては重荷だったり。。

 

親になるための学校があるわけではなく、誰もが親1年生としてあなたを迎え入れます。

 

でも、そう、それは頭では理解できるけど、身体に染み付いちゃった、または、ぽっかり穴が空いたような感覚が身体にはある。。

 

その身体の感覚の部分に、優しく寄り添っていく。

それがそらとりのセラピーです。

認知よりも身体に重点を置きます。

 

「親が悪いわけではない」というもう1つの理由、それは、親自身もそういう育てられ方をしてきたかもしれないということです。

親自身も発達性トラウマがあり、うまく人と関われない。。

 

それは、どうしようもないことで、ポケットに入っていない飴玉をあなたにあげることはできないのと同じです。

 

大人なんだけど、親なんだけど、あなたに寄り添うための神経系が育っていないんです。

そして多くの親は、そのことに気づいてさえいません。

 

ここが原因で親子げんかになること、多いんじゃないでしょうか?

 

子どもは、ポリヴェーガルうんぬんなど知らなくても、本能的に不満を感じます。

もっと寄り添って欲しい、共感してほしい、なだめてほしい、だけどそれを与えてもらえない不満です。

 

小さい子どもだと泣きじゃくるかもしれません。

10代になると反抗期も入り、物に当たるかもしれません。

20代、30代になると、なにかの依存症という形で出てくるかもしれません。

 

本能的に感じてる我が子の不満を、親は、深いレベルで理解できません。

親は言います。「なにをわけわからんことでぐだぐだ言うてんだ!?」

子どもは言います。「なんで親なのにわかってくれないんだ!!??」

 

いつまでも平行線をたどり、下手をするとどんどん距離が広がってきます。

 

成人した子どもに親は言います。「あいつももう大人なんだから、なんとか自分で立ち直ってもらわないと」

一方、成人した子どもは、まだ寂しかったあの頃の幼い子どものまま。。

でも大人としてのプライドや焦りや世間体などが乗っかかってきて、どうにも身動き取れない状態になってきます。

 

 

さて、どうすればいいんでしょう?

 

本当の正解は、それぞれの親子の間にあると思います。

切っても切れないのが親子の縁で、そこから得られるものは計り知れないと思っています。

逃げずに、とことん向き合っていけば。。

 

息子としての僕は、親の子ども時代に思いを馳せてみます。

田舎の農家の8人兄弟の真ん中だった母は、家には絶えず誰かがいたかもしれないけどみんな忙しくて、きっとほったらかしで、あまり細かいところでかまってもらえなかったかもしれないなあ、とか。。

 

親として、息子たちに感じるのは、、

「ごめんな、もっと早くに気づいていればよかった」という反省心。

 

息子たちがまだ小さかった頃、柔軟な神経系が育つ一番大切な時、僕はまだまだ無知で、ずいぶんきついことを言って、やってきてしまいました。自立を促しているつもりだったのが、かなり早すぎた。。それがどう彼らの将来に影響するかと思うと、ほんと申し訳ないという気持ちでいっぱいです。今はただ、優しく見守るお地蔵さんのような存在であろうと、家の中では丸くしております。。

 

あとは、僕自身の癒しですね。親から受け継いでいない飴玉は、やはりポケットに入っていなくて、子どもたちにも与えられないんですよね。

 

だから発達性トラウマというものがあるっていう知識と、それを実際に身体に落とし込んでいくセラピーなどの癒しが必要です。

 

負の連鎖を断ち切るために。

 

 

 

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トラウマは結婚前に癒した方がいいよ

 

「甘え下手?」「自分で頑張っちゃう?」そんなあなたへ

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前回のブログでは、発達性トラウマの人にはセルフケアは要注意ってことを書きました。

自己肯定感の低さなどから、「今のままではダメ」「人より劣っている」というゆがんだ認識から、

ついつい頑張りすぎちゃう、常に気が張った状態の中で過ごしています。

レジリエンスを育む

 

(めっちゃ自分のことで笑けてくるけど。。)

 

そこにプラスα、「セルフケア」をつけ足されたら、プツッとこと切れてしまうかも、という内容でした。

 

 

で、今日はもう1つ、「つい自分で頑張っちゃう人」「自分で処理して完了しちゃう人」「甘え下手な人」について書いてみようと思います。

結構、いますよね。

何を隠そう僕自身もそうです。

 

原因から先にお話すると、

「相手に求めたものが返ってこなかった」という経験があること。

すると、人との関係性を求めずに、「自分の中でなんとかやり過ごそう」、そういう神経系が育ってきます。

そんな経験をしたのが幼いときであればあるほど、また長い期間であればあるほど、脳や神経系に深く刻み込まれます。

 

それが大人になってからの行動パターンにも現れてくるわけです。

 

それが決して悪いというわけではなく、その人の「生存戦略」だったということです。

 

じゃ、相手に求めたものが返ってこなかったって、どんな体験でしょう?

 

幼い頃の「相手」というのは主に親ですね。

 

*小学生の頃、学校での話をしたかったけど親が忙しくて聞いてもらえなかった。

*宿題を見てほしかったけど見てもらえなかった。

*ただ寄り添って聞いてほしくて、共感を求めていたのに、アドバイスや反論が返ってきた。

*転んで膝を擦りむいて、痛みや恥ずかしさに寄り添ってもらいたかったのに「痛くない!男の子でしょ!」。

*「遊んで~」って近づいていっても「疲れてるから後でね」、それが毎日続いた。。

*おしめを替えてほしかったりおっぱいが欲しくて泣いて呼んだけどなかなか来てもらえなかった。。

*ただ、ぬくもりを感じていたかったけど、なかなか抱っこしてもらえなかった。。

 

ひとは本来、集団生活の中で生きながらえてきた生き物です。

人との関わりの中で安心安全の感覚を育み、危機に面しても、

社会コミュニケーションに関わる神経系を駆使して命をつないできました。

 

ですが上に書いたような体験が幼少期の頃にあると、その神経系の成長が滞ります。

社会コミュニケーションよりも自己コミュニケーションの能力を発達させてきます。

 

前にも述べたように、それは決して悪いことではなく、

例えば、問題解決能力が人より勝っているかもしれません。

あるいは、目標を掲げて、そこに突き進む力が強いかもしれません。

 

でも、ほんとに困ったときに、周りの人に「Help!」と助けを求められない弱さがある、ということです。

 

幼い頃から自分の力で解決する術を身につけていますから、

周りの人からすると自立した「できた人」と見られることも多いかもしれません。

 

実際、ある程度のところまでは自分でできて、ギリギリのところまで頑張っちゃいますが、

実は危ない綱渡りをしていることに本人は気づいていません。

 

気づいたときには落ちちゃっています。。

 

そうならないためにも、セルフケアなどの新たな「タスク」を課すのでなくて、

ポリヴェーガル理論でいうところの、腹側迷走神経複合体という社会交流システムを育てなおすアプローチを、そらとりでは取り組んでいます。

 

トラブルがあっても、柳のようにしなやかに、過ごしていければいいんじゃないでしょうか?

 

そのしなやかさがレジリエンス

困難や脅威に面してもうまく適応できる能力。

交通事故や手術、あるいは愛する人の死の悲しみなどから回復してくるしなやかさ。

 

そんなレジリエンスを育んでみませんか?

 

また書きます。

 

somatic resilience regulation

 

次のブログ→

かといって、親が悪いわけじゃない。。

トラウマは結婚前に癒した方がいいよ

SRR修了  あなたのセルフケア、大丈夫?

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Somatic Resilience Regulation(SRR)の3モジュールの全工程を修了しました。

(心身の柔軟性・回復力のための身体志向の調整ワーク)

SRRは、主に発達性トラウマに焦点を当てたプログラムです。

 

SRR 分刻みのスケジュール

 

 

発達性トラウマというのは、過去のブログにもいくつか取り上げてきましたのでそちらをお読みいただけるとうれしいです。

要は、子どもの頃(胎児期を含む)に体験したこと、あるいは成長に必要だった体験ができなかったことが原因で、

今、こころや身体にいろんな症状が出てきてしまっている、ということです。

 

インナーチャイルドやアダルトチルドレンというと、割と馴染みのある言葉かもしれません。

 

研修講師はこの本の著者、キャシーとスティーブ

 

心理・精神の分野では、「発達性トラウマ」と呼び、SRRは、解剖、生理、脳神経科学から読み解き、さらにはポリヴェーガル理論という自律神経に関する新しい指標を取り入れた、発達性トラウマを対象にした世界最新の身体志向の心理療法です。

 

このプログラムを通して得られた気づきや知識、そして新しい手法は数知れず、早速日々のセッションに取り入れていますが、

これまでのやり方を一部改めた方がよさそうなことにも気づかされました。

 

そのような新しい情報を、自分自身に落とし込んでいくためにも、このブログに綴っていきますのでよろしければチェックしてみてくださいね。

 

Zoomって疲れるよね。。

 

今日はまず、発達性トラウマがある人にとってのセルフケアの危険性について

いろんな方にセルフケアの方法を聞かれます。

僕自身も大切に思うし、これまでいろいろと試してきたのでお伝えできることはたくさんあります。

で、ついつい、アレもコレもと聞かれるままにお伝えしてきましたが、

発達性トラウマがある人には、ちょっと待った!ってことなんです。

 

どういうことかというと、

発達性トラウマがある人って、「自分で頑張る人」が多いんですよね。

なぜかというと、そこには、

「自分はだめだ」

「人に甘えちゃいけない」

「自分がこうなのは自分のせいだ」

という、無意識の思い込みがあります。

 

そう、日々、安心安全から離れた状態(ストレス下)で生活されています。

ここにセルフケアという更なる「タスク」を課してしまうと、

それはその人にとって大きなストレスとなるかもしれず、

それまでぎりぎり保っていた神経系のバランスが急に崩れてしまう恐れがあるからです。

 

そのようなことから、発達性トラウマがある人は、セルフケアをというときは、家の周りの散歩程度にとどめておきましょう。

そこから少しずつ、できること・興味持てることが増えてくると思います。

 

あらゆる努力やタスクを手放しましょう。

まずは、揺りかごに乗せられた赤ちゃんに戻る必要があります。

そしてそらとりは、赤ちゃんの存在をそのまま丸ごと包む、母(父)の手を目指します。

 

ハンモックも素晴らしい揺りかごです。研修後は動けず、サロンのロフトでお泊りました。。

 

また書きます。

 

次のブログ→

「甘え下手?」「自分で頑張っちゃう?」そんなあなたへ

かと言って、親が悪いわけじゃない。。

トラウマは結婚前に癒した方がいいよ

 

8月21日~9月前半の予定について

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お盆も過ぎるとなんとなく夏も終わりかなあなんて気もしますが、、

今年は雨が多くて、あまり夏らしいことができなかったな。。

でも、畑仕事はしやすかったかも、、なんて。

 

さて、一部LINE公式の方ではお伝えさせていただいていますが、

9月は研修が2つ入っていて、予約枠が少ない状態になっています。

 

研修前後は混みあうことが予想されますのでご予約はお早めにお願いできればと思います。

 

研修の日程です。

9月5日~12日 ソマティック・エクスペリエンシングの中級後半 (ポリヴェーガル理論を取り入れたストレス・トラウマの再交渉について学びます)

9月24日~26日 ソマティック・レジリエンス&レグレーションのモジュール3→(これで終了) (主に発達性トラウマについての調整ワークを学びます)

 

ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。

 

なお、回数券をお持ちの方とトラウマ脳リセットタッチの4回コースを受けてくださっている方は、

施術のリズムが大切と考えていますので、2回先までご予約を取っていただけることにしています。

 

ご活用くださいね。

 

 

ありがとうございます。

 

 

そらとり 江口

彩り豊かな人生のために

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【トラウマ脳リセットタッチ】4回1クール 39000円→31200円(20%オフ)

4名様までとさせていただきます。(6月2日時点で残り2名様)

お申し込みの期限は6月10日とさせていただきますが、

人数に達したら終了とさせていただきます。

1回目は6月中に始めていただけますようお願いいたします。

 

また、これまでに「トラウマ脳リセットタッチ」をご利用いただいた方、

加えて過去にモニターさんでご協力いただいた方は25%引きの29250円にさせていただきます。

いつもありがとうございます。

 

 

 

LINE公式アカウントに月に4回ほどお届けしているメッセージの内容について、

よく個別にご相談いただくことがあります。

今月多かったのは、「子どもころのつらい体験って何?」です。

 

5月は、ちょっと重たいテーマになってしまってごめんなさいね。

(まだ読まれていない方のために、後でまとめてコピペしておきますね)

簡単にまとめると、

今悩んでいるこころや身体の不調は、子どもの頃の(胎児の頃も含みます)つらい体験が原因かもしれないってことです。

 

つらい体験って、虐待とか育児放棄とかだとわかりやすいというか、ご本人も気づいているし、できればもう過去の事として封印しておきたいことだと思います。

 

ただ、そうやって自覚されていること以外にも、

私たちセラピストが「ん?」と注意をひかれるのが、

 

・夫婦喧嘩が頻繁にあった(お腹の中からも見て聴いています。。)

・出生時のトラブル(鉗子、吸引、帝王切開など)

・親の離婚

・入退院を繰り返した

・兄弟姉妹や家族の誰かが病気がちだった

・交通事故や手術

・地震や津波

・不適切養育(親の無関心、過干渉、厳しすぎるしつけ、兄弟間の比較、etc.)

 

など、意外にどんな家庭でも一般的にみられるようなものも多く含まれます。

これらを体験する年齢が低ければ低いほど、後に出てくる影響が大きくなると言われています。

 

これを専門用語で「発達性トラウマ障害」と呼びます。

トラウマって聞くと、「う‘‘」って重たい感じがしますけど、

要は、前回のブログで書いたように、調整不全なんです。

 

様々なストレス、トラブルを調整するための神経系がまだ育っていない段階で、

このようなショッキングな出来事があると、そりゃあ心身を維持するシステムが混乱してしまうんですよね。

 

で、なんとかその後の人生を歩んでいくのですが、

今にも切れそうな糸の上を綱渡りしているようなもので、

何かの拍子に糸が切れてしまって落っこちてしまいます。

 

その何かの拍子っていうのが、人によってそれぞれで、

上司に言われたひとことだったり、

手術だったり、

交通事故だったり、

家族やペットの死、だったり。。

発達性のトラウマがある人は、元々の調整力が脆弱なため、

回復に時間がかかってしまいます。

ひどいと、いろんな症状が重なって出てきます。

 

身体には、呼吸器、循環器、免疫系、消化器系、皮膚、神経系、メンタル面だと、対人関係、自己肯定感の低さ、希死念慮、不安、緊張、イライラ、うつ、気分の浮き沈み、など、実に多岐にわたって影響を及ぼすようです。

「トラウマ脳リセットタッチ」は、

今出ている症状からの早期回復を目指して、

また、調整不全の調整をすることで将来的に出てくるかもしれない症状を未然に防ぐ目的もあります。

 

内容はリンク先をご覧いただければと思います。

なかなかご自分のトラウマにワークするって勇気のいることかもしれません。

でもつらい昔の話を蒸し返すようなことはしません。

ストーリーではなく、身体の感覚を重視します。

 

例えば、赤ちゃんってまだ言葉がないですよね。。?

なので、言葉を介するカウンセリングって限界があるんだそうです。

 

子どもの頃に足りていなかったものを補っていく、そんな優しいアプローチになります。

 

それで今回、LINE公式アカウントにご登録いただいている方限定のご案内にはありますが、

やってみようかどうしようか迷われている方に、背中をポンと押させていただくような気持ちでのオファーです。

 

トラウマ脳リセットタッチ 4回1クール 39000円を、リピート価格(20%引き)の31200円にさせていただきます。

1~2か月で4回通っていただいています。

その後ご希望があれば、20%引きで延長もしていただけます。

 

4名様までとさせていただきます。

お申し込みの期限は6月10日とさせていただきますが、

人数に達したら終了とさせていただきます。

 

1回目は6月中に始めていただけますようお願いいたします。

 

6月と7月は研修もなく、しっかりと施術の方に向き合えるので、

いつも僕からのメッセージを受け取っていただいている方にまずはお試しいただきたいなと思っています。

 

 

また、これまでに「トラウマ脳リセットタッチ」をご利用いただいた方、

加えて過去にモニターさんでご協力いただいた方は25%引きの29250円にさせていただきます。

いつもありがとうございます。

 

 

「トラウマ脳リセットタッチ」に頑張って取り組んでいらっしゃる方の中でも、

その歩みのペースはそれぞれです。

うさぎさんもいますし、カメさんもいます。

でもゴールを目指して前進しています。

 

これまで通っていただいている方からこんなお声をいただいています。

・周りに振り回されなくなった。

・ごはんがおいしく感じられるようになった。

・苦手だった人が輝いて見えるようになってきた。

・呼吸していなかったことに気づいた。(今、呼吸が楽に入る)

・長年カウンセリングで何も変わらなかったのに、この身体的心理療法はすごい!

・触れてるだけでなんでこんなに変われるの?!

・殺意さえ抱いた家族なのに、今は愛おしく感じる。

 

あと、ご本人は気づいていらっしゃらないかもしれませんが、

目力がついてきたり、

自分軸がしっかりとされてきたり、

声に張りが出てきたり、されています。

 

 

特徴として、「頭痛や腰痛が治った」などのようなわかりやすさはあまりないのかもしれません。

ただ、じわじわと、神経系が強化されて、いつのまにか物の見方が変わっていたり、するようです。

 

 

ご連絡お待ちしています。

 

 

5月のLINEメッセージです。

 

(5月11日)

GW後半は天気にも恵まれてよかったですね。

そらとりには、いろんな‘’症状‘’の方が来られます。

‘‘症状‘‘によって、1度の施術でよくなるものもあります。

例えば、頭痛、めまい、眼精疲労、生理痛、生理不順、腰痛、坐骨神経痛、便秘、イライラ、もやもや、不安、などなど。

もしお悩みの方がいらしたらお気軽にお越しくださいね。

一方で、どんな‘’症状‘’かに関わらず、なかなか改善されない方もいらっしゃいます。

その方々に共通してみられるのは、「ちょっとつらかった子ども時代」。

本来なら発達すべき‘’調整力‘’が育まれなかったんですね。

その結果、ストレスに弱かったり、手術後やアクシデント後の回復に時間がかかったり、同時多発的にいろんな‘’症状‘’に見舞われたり。

そんな場合は特に、出てくる‘’症状‘’にばかりを気を取られていてもキリがありません。

葉っぱが枯れそうだと言って薬を散布するのではなく、木の根っこの状態を見たり、もしくは土から変えてやるんです。

「調整不全の調整」を積み重ねていくんです。

そんなことを学んだGW最後の週末でした。

大丈夫。よくなりますよ。

 

(5月13日)

自転車通勤に切り替えて3ヵ月。

ガソリン代が浮いて、引き締まった太もものおつり付きです。

そろそろ気になるのが日焼け、シミ対策。。いい方法あったら教えてください?

さて、体調が悪くなったりするとそれが何なのかグーグルで調べたりしますよね?

そうやって勉強することはすごく大切なことだと思います。

ただグーグルの方針で、検索順位の上の方にはお医者さん目線で書かれたものがズラッと並んでいて、

前回のメッセージで僕がお伝えしたようなものは出てこないと思います。

例えば「線維筋痛症 原因」と検索して「幼少期のつらい体験」なんてきっと出てこないんじゃないかな?

検査して数値化できるものでもないしね。

西洋医学的には証明できないけれど、それが原因で私たちの心身の健康を蝕んでいるってこと、結構あるんですよね。

僕がこのテーマに注目しているのは、誰にでも起こりうることだし、それは突然’’発症’’するし、これまでに改善されなかった人たちの原因がこれだって気づいたし、自分や家族にも当てはまるから。

過去に閉じ込めたエネルギーを「今」に持ってきて、軽やかに生きたくないですか?

 

(5月19日)

5月なのに曇りがち?
野菜たちにはもう少し太陽が欲しいけど、作業は楽でいいです。(笑)

食糧難?ほんとかどうか知りませんが、畑はやってて損はないな、と。すったもんだの練習中です。

さて、前回メッセージの「過去のエネルギーを今にってどういうこと?」

なのですが、

例えば、感じるのが辛くて感情をブロックしたり、入退院を繰り返していつも「警戒モード」を発動していたり。

そこに費やしてきたエネルギーを「今」に持ってくると、豊かになると思いませんか?

僕の場合だと、手の感覚が鋭くなってきました。いつも使ってるからだと思いますが、仕事に役立ちます。

今では新幹線で移動してきた人、MRIを撮ったばかりの人などを感じ取ることができます。(そしてそれを土に返します)

潮干狩りに行けばめっちゃ採れます!(これは胃袋へ)

他には、
対人恐怖で悩んでいた人がいつの間にか結婚されていたり、いじめに遭わなくなったり、自分軸ができたり。

後の人生を大きく左右する【調整力】について
https://cranio-kenko.com/info_and_blog/blog/regulation/

くつろぎ空間

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今年も学びが続きます。

お陰様で、ソマティック・エクスペリエンシング(SE)の初級は無事に終えることができました。

今年は中級に進みます。

SEとは、アメリカ発、NASAでも導入されている最新のトラウマ療法の1つです。

 

そのSEと並行して、今年新しく挑戦しているのが、発達性トラウマ障害の特別コースです。

 

「レジリエンスを育む」の著者、キャシーケイン氏とステファン・テレ―ル氏をZoomでつないで、

日本語通訳をつけて約70人ほどで学んでいます。

日本初開催の講義です。

(コロナとZoomのおかげです。。(笑))

 

胎児~主に3,4歳の頃のストレスやトラウマ的なできごとがどのように生理的に影響してくるのか、

その結果大人になってからどういう形で出てくる可能性があるのか、

またそれをどう優しく解放していくかを学んでいます。

 

この発達性トラウマというのは、他の交通事故や手術などの単発性のトラウマよりも当然根深く、

表面からは見えないので難しい問題です。

 

時間もかかりますが、しっかりと向き合って、優しくもつれた糸を解いていく、ということをやっていきます。

 

主に3,4歳と書きましたが、発達性トラウマに関わる神経系は18歳ごろまで緩やかに成長していくとされているので、

小中高校など学校内での出来事やご家庭での出来事も大きな影響を与えかねます。

 

最近話題に上ったのは、家で商売をされているご家庭で生まれたお子さんのケース。

 

お子さんがいて、お父さんお母さんは近くにいるからいい環境のような気もしますが、

実は盲点があります。

 

それは、つい、お子さんよりも仕事やお客さんを優先していなかったか、ということです。

 

例えば、おっぱいが欲しい、おむつを替えてほしい、と訴えても、ちょっとこの仕事を片付けてから、と、すぐには対応してもらえなかったり。。

 

小学校低学年のあなたが「ただいま~!今日ね、学校でね、、!」ってお母さんに話したいことがあったのに「今お客さんが来てるからあとで!」って受け入れてもらえなかったり。。

 

そういうことが続くと、赤ちゃんのあなたは、訴えても何もしてもらえない。求めることはやめよう。すると心が傷つくことはない、という選択をするかもしれません。

 

小学生のあなたは、ご両親のお仕事のことを頭では理解できるかもしれませんが、「私は重要ではない」「愛されていない」「存在するに値しない」と潜在意識に刻み込まれるかもしれません。

 

大人になって困ったことがあっても人に助けを求められなかったり、大きな声が出せない、ということもあるかもしれません。

「どうせ私なんか・・」と一歩前に出る勇気が足りなかったり、また逆に、自分を重要人物だと見せるために手帳に予定をたくさん詰め込む癖があるかもしれません。。

 

それが、いい、悪い、の話ではなく、そういったことはもしかしたら小さい子どもの頃のことが影響しているかもしれない、ということです。

 

そして、その自分ではどうしようもない「パターン」をやめたければ、そのメカニズムも解決法も今、ものすごく研究が進んでいるということをお伝えしたいのです。

 

なので、「これが私の性格だから」と諦めないでください。

脳や神経系に「後づけ」されたものなので、取り除くことができます。

 

 

この発達性トラウマに関しては、今後も学びを深めていくので、

また何かシェアさせていただきますね。

 

 

 

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