一宮の頭痛 整体 そらとりです。
スマホやタブレットの普及に伴って、頭痛や眼精疲労にお悩みの方が増えてきています。
頭痛がひどくなると吐き気も伴ったりして、つらいですよね。
動くのも、考えるのも億劫になります。
今日は頭痛について、まとめてみようと思います。
まずは種類から。
脳や頭部の病気の症状として出てくる頭痛(二次性頭痛)と
他に病気が隠れていなく、頭痛を繰り返す慢性的な頭痛(一次性頭痛)の2つに大きく分けられます。
一次性頭痛
- 片頭痛
- 緊張性頭痛
- 群発頭痛
- 緊張性頭痛と片頭痛の組み合わせ
二次性頭痛
- くも膜下出血
- 脳腫瘍
- 脳出血
- 高血圧
- 髄膜炎
- 脳梗塞
- 慢性硬膜下出血
その他
- 女性特有の頭痛
- 子ども特有の頭痛
- 薬物乱用性のもの
などなど、結構ありますよね。
では、順番に具体的にみていきますね。
クラニオの施術でよくなるのか、その辺も含めてみていきましょう。
一次性頭痛
片頭痛 片頭痛とはこめかみ部分の動脈や脳の血管が広がり、その周辺の神経が刺激されて起こる頭痛です。
主に頭の片側にズキンズキンと脈打つように痛むのが特徴ですが、両側に痛みを感じる方も少なくありません。
片頭痛に特有の前兆を伴う方もいます。前兆は頭痛の起こる前の症状で、キラキラした光、ギザギザの光など「閃起暗点(せんきあんてん)」と呼ばれる症状が視野の中にあらわれる事があります。その他の前兆として、空腹感、あくび、イライラなどの症状、半身の脱力感やしびれや言語障害など個人の特徴によって様々です。
前兆は長くなく、ほとんどの方は60分以内に終わり、その後に痛みを伴います。
またクラニオでは、片頭痛は硬膜のねじれにより引き起こされるとされていて、痛みのある個所だけでなく膜全体を整えるように施術すると神経系が解放され、痛みがその場で改善されることも多いです。
緊張性頭痛 緊張性頭痛は 痛みの継続時間が30分~7日間続いたり、頻度も月数回~15日以上と個人差が大きくなります。片頭痛と大きく違い、締め付けられるような非拍動性の頭痛で、片側ではなく、両側で鈍い痛みを伴います。吐き気を伴うこともなく、頭痛のために日常生活に支障が出ても痛みが増幅することなく、長期間寝込む事もありません。
原因は、身体的なストレスとして、長時間のデスクワークや車の運転などのように、前かがみで同じ姿勢を続けた事によって、血行が悪くなり酸素や栄養分の供給が不十分となります。その結果、首や頭の筋肉が緊張し、頭痛が起こりやすくなります。血行が悪くなると血流が悪化するため、肩や首を冷やしすぎない事も大切です。また、枕の高さが合わない事も首の神経を圧迫し、負担が大きくなりますので一度見なおしてみましょう。
身体的な面だけでなく、精神的なストレスを抱えやすい真面目で神経質なタイプに多いのも特徴です。現代社会の問題点として挙げられる人間関係や仕事のプレッシャー、悩みなどで神経や筋肉が緊張する事によっても頭痛が引き起こされることがありますので、注意が必用です。
クラニオでは、筋緊張を取るだけでなく神経系のリリースや精神的な解放感も味わえますので、是非お試しいただきたいですね。
群発頭痛 目の周り~前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛が数週間から数カ月の期間に集中して起こることが特徴です。片側が痛くなるのは片頭痛と同じですが、目の奥がえぐられるようなほどの耐えがたい強い痛み、他にも目の充血や涙・鼻水等の症状があらわれる頭痛です。
また、期間もほぼ毎日のように同じ時間に起こります。多くの方は明け方の時間に痛みを伴い、20~30代の男性にも多く見られます。
頭痛中は落ち着かず、興奮したような状態になるほど痛みを感じます。
実はこれまでに、「この方は群発性の頭痛だ」という方にお会いしたことがないのではっきりとは言えませんが、神経系を落ち着かせるというところでは、クラニオは有効ではないかと思われます。
緊張性頭痛と片頭痛の組み合わせ 頭が締め付けられるような痛み(緊張性頭痛の特徴)とたまにズキンズキンする強い痛みや吐き気がある(片頭痛の特徴)場合のどちらも感じられる場合があります。片頭痛と緊張型頭痛では対処法が異なるため、痛みが出やすい傾向を記録をとることによって慌てずに 対処できるでしょう。
症状や対処法については緊張性頭痛と片頭痛の項目をご参照ください。
くも膜下出血
脳腫瘍
脳出血
高血圧
髄膜炎
脳梗塞
慢性硬膜下出血
などの二次性頭痛については、まずはお医者さんにお任せした方がよろしいかと思われます。
で、女性特有の頭痛なんですが、ホルモンの影響で片頭痛が起こるというふうに一般的には言われているのですが、もう1つ、生理のときの仙骨周りの環境変化によるところもあるんじゃないかなと、私個人的には感じております。
というのも、仙骨と頭蓋骨って、実は連動して動いているんですが、生理の前後になると仙骨の動きが鈍くなる方がいらっしゃるようで、そうするとそれにつられて頭蓋骨の自由な動きも阻害されてしまうんですね。なので、仙骨周りを整えてあげるとうそみたいに頭痛がなくなったりします。これは結構好評いただいていまして、また予防法などもお伝えしていますので、たくさんの女性の方に喜んでいただいています。
子ども特有の頭痛
特徴
・特に運動後などに血管が拡がり頭痛を訴える事がある。
・頭痛の持続時間が1時間未満と短いこともある。
・数時間で収まり、痛みの後にはなんでもない素振りをしている事もある。
・頭痛の片側より両側で起こる事が多い
・頭痛と共におなかが痛くなる症状を伴う事があります。
・顔面蒼白・嘔吐などの症状や光や音に過敏となる
対処法
・大人と同じ薬を使ってはいけない事があるため注意が必要。
・朝ごはんを食べるなど、規則正しい生活リズムにしましょう。
あと、これはぼくの個人的な体験ですが、うちの子供たちがまだ小さかったころ、子供のことよりも僕自身の予定というか願望を通そうとしたときに、よく熱を出したり頭が痛いって言ったりしていたなと思いだします。当時は妻の呪いかと恐れおののいていましたが、もしかしたら子供たちが身を犠牲にして僕を諭してくれようとしていたのかもしれません。笑
なぜなら、僕が自分の予定をあきらめて、子供に寄り添うと決めた瞬間、熱が下がったりとか、よくありましたから。
ぼくにとって何が大事なのか、それを教えてくれていたんだと思っています。
それがほんまかどうかはわかりませんが、子供の熱が下がり、妻の機嫌もよくなってみんなハッピーになったんですから、すごいですよね。
子どもって、偉大です。
薬物乱用性頭痛
「頭痛が起きたら、お薬を飲む。」
当たり前のことかもしれませんが、頭痛が頻繁に起きて、お薬を飲み続けていると、頭痛を慢性化させてしまう怖い症状が起きる方もいらっしゃいます。
お薬を使い過ぎていると、脳などの中枢神経での痛みの感受性が変化し、少しの刺激でも痛みを感じやすくなるため、使用頻度が多い方は注意しましょう。
特に、月10~15回以上飲み続けている状態が3ヶ月以上続いている方は要注意です。
例えば、今日は具合が悪く、痛くなりそうだから、症状が出る前から心配になって早目に飲んでしまう方など、お薬に依存することが多くなると身体の免疫力が低下します。
このような場合、専門医での受診を行い、原因となっているお薬を止めることが大切です。処方薬に切り替え、使用頻度を守ったうえで、できるだけお薬に頼らない生活へ改善する工夫も必要となるでしょう。そのためにも自分の頭痛の起こりやすいパターンなどを記録しておくことが大事です。
担当のお医者さんに薬を減らしたいと伝えるのは難しいかもしれませんが、減薬に積極的なドクターもいらっしゃいますので、ご近所で探されて、ご相談されてもいいかと思います。
あと、宝塚の方ではありますが、「薬をなくす」活動をされている薬剤師さんもいらっしゃいます。よろしければご紹介いたしますのでご連絡くださいね。
【参考サイト・文献】
■日本神経学会・日本頭痛学会 監修 『慢性頭痛の診療ガイドライン2013』
■日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会 訳 (2014)『国際頭痛分類第3版beta版』
■日本頭痛学会HP
https://zutool.jp/column/type/headache_type