そらとり

do or be? マインドフルネスを考える
2020/08/20 ブログ
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愛知県一宮市のクラニオ専門整体 そらとりです

マインドフルネスって聞かれたことくらいあるかもしれません。

 

マインドフルネスとは、「今この瞬間」を大切にすることで、

その実践により、

ストレスの軽減や集中力の強化が見られることから、

アップルやグーグルなどの大手企業が取り入れ、

世界中で話題になりました。

 

マインドフルネスが世界中で受け入れられてきた理由は、

マインドフルネス瞑想の体や脳への効果や臨床治療としての有効性が、

多くの研究により示されるようになってきたことにあります。

 

瞑想と脳との関係を科学する、

大変興味深い道のりを経て、

今に至るわけです。

 

加えて、マインドフルネス瞑想は

仏教の瞑想法を取り入れて生まれたものですが、

宗教色を一切廃しているため、

誰でも抵抗なく実践できることも

これだけ広がってきた理由の1つです。

 

 

では、マインドフルネスの状態とはどんなものでしょう?

 

現代社会は、なにかと忙しく、

常に「to do リスト」に追われているように感じるのは僕だけでしょうか?

 

特に仕事はしていない、

例えば主婦(夫)のひとでも、

何かに追われるように、

日常のルーティンをこなしていく。。

いわゆる「自動操縦状態」で思考を回転させてはいないでしょうか?

 

家の中の部屋や家具の配置、

服やカバンがどこにあるかわかっていますから、

ふとんから出てからの一連の動きは、いちいち考えることなく、

無意識的に進められます。

 

また、家から職場までの経路は、

途中の目印をちらっと見ただけでハンドルを操作して、

職場にたどり着き、

自分の席に座ります。

 

ここまでの1,2時間は、

ほぼ自動操縦状態で動いています。

 

では、その間、つまり朝起きてから職場の席に座るまで、

頭の中には何があったでしょうか?

 

昨日同僚に言われた一言がずっとリフレインしていたり、

来週に迫るプレゼンのことを考えたり、

思考がずっと渦巻いてる状態。。

 

そんな状態で、いったい、何を観て、何を感じて朝のひとときを過ごすんでしょうか?

 

子どもが起きてくる足音を聞いて、

ぐっすり眠れたか、暑くて眠りが浅かったか、希望に満ちて起きてきたか、感じられたでしょうか?

 

夏休みなのにママはいない、、そんな寂しげな子どもの表情に気づいたでしょうか?

 

今日も1つ、新しく咲いたスイレンに気づいてあげられたでしょうか?

 

スズメに紛れて、なんだかわからない小鳥のさえずりを聞いたでしょうか?

 

収穫したてのミニトマトの美しさに心が躍ったでしょうか?

 

 

to do リストに追われてマインドフルネスの状態から離れていると、

家族の健康状態、

自然の美しさや季節の移ろいにも気づきにくくなります。

 

 

マインドフルネスの状態、すなわち、

do をやめて be (ただ「在る」こと)でいると、

「気づき」が多くなります。

 

「マインドフルネス(mindfulness)」という言葉は、
仏教の経典で使われている古代インドの言語の
「サティ(sati)」という言葉の英語訳としてあてられたもので、
「心をとどめておくこと」あるいは「気づき」などと訳されます。
英語には、「気づかう」「心配りをする」という意味の
「マインドフル(mindful)」という形容詞があります。
マインドフルネスの概念では、マインドフルとは
「『良い・悪い』などの価値判断をすることなく、
完全に『今この瞬間』に注意を向けている心の状態」を指します。
そらとりのクラニオ・バイオを受けていただいたクライアントさんがよく、
「世界がキラキラしてるように見える!」とおっしゃられるのを耳にすることがあります。
もちろん、脳や眼球の老廃物が一掃されて、
ものがクリアに見えるようになった、とも捉えられますが、
それに加えて、
「今、ここ」のbe の状態になることで、
今まで忙しくて素通りしてきた風景たちに
ちゃんと気づけるようになったからかもしれません。
また、よく人に話しかけられるようになったという方もたくさんいらっしゃいます。
そりゃ、過去や未来に取りつかれたような顔をしている人よりも、
「今、ここ」にいる人のほうが、
なんだか穏やかそうで、
話しかけやすそうですよね。

 

 

しかし、to do リストに囲まれている人が、

いきなり be の状態になるのは難しいですよね。

 

そこでおススメするのが、「実況中継」です!

「あ、目覚めた。」

「風がカーテンを揺らしてる」

「今日も晴れて、スズメが鳴いてる」

「身体を横に向けて起き上がる」

「着替えを手に持ち下に降りる」

「階段を下りる膝がカクカクとぎこちない」

「蛇口をひねり水を出す」

「水を手にすくい、顔を洗う」

「顔を拭こうとタオルを手にする」

「タオルが臭いので洗濯機に放り込む」

などなど、、、

 

やること、

思うこと、

全てを実況中継してみるのです。

 

すると、

過去でもなく未来でもなく、

「今」にいることができます。

 

意識を「今」に持ってくるための練習です。

 

そして、少しずつ、、

実況中継をやめても、

「今、ここ」に、be (ただ、ある)の状態でいれるようになるのです。

 

 

思考もエネルギーを費やします。

 

「今、ここ」に集中しましょう。

 

パワフルです。

 

 

 

 

 

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