そらとり

実は我が家はトラウマ家族
2020/12/25 ブログ
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ここ最近、発達性トラウマ障害について書いてきました。

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、

程度の差こそあれ、

結構多くの人に当てはまるんじゃないかと思っています。

気になる方は一度ご一読くださいね。

 

それで改めて我が家を見回してみると、、

トラウマだらけやん!!??

もしかして、うちのおかんも???

ってことで、今日は我が家の裏事情を綴ってみたいと思います。

 

今は2020年12月で、この時点で長男が中3、次男が中2、3男が小5、妻・僕がアラフィフ、です。

(ちなみに妻は僕より3つ上です。どうでもいいけど。)

 

長男の時は難産でした。分娩にも時間がかかり、おまけに羊水を飲んでしまったとかでいきなり保育器っていう緊急事態。。

ほんとなら、「おぎゃ!!!!」って空気を目いっぱい吸い込んで、雄たけびを上げて生まれてきたかったろうに、いきなり窒息ですよ。。「生きるぞ!!」って生まれてきたのに、いきなり死と直面するんです。抗えないですよね。

それで、彼が選択したのは、3段階ある自律神経の中の背側迷走神経でした。「低覚醒、不動、スロー、解離、鬱」、深海魚のようにゆっくりと、最小限のエネルギーで生きていく神経モードです。

一見、中3の若者にしては「覇気がない」「やる気が見えない」「喜怒哀楽がわかりづらい」というふうに見えますが、神経モードを知るとその理由がわかります。

もうとっくに窒息死の危機からは逃れているんですが、背側迷走神経寄りで生きていくことが身体に刻み込まれてるんですね。

 

青が背側迷走神経複合体

緑が腹側迷走神経複合体

赤が交感神経

 

 

次男は、お産の時に陣痛促進剤を打たれました。

ほんとは自分で出てくるタイミングを伺っていたはずなんですが、

薬剤で無理やり出された感じですよね。

「え!?まだ嫌なんだけど!!?ちょっと待ってよ!!もう!!!」

って感じで「怒り」とか「闘争」の赤い交感神経モードに入りやすい特徴があります。

例えば、友達は遊びのつもりでじゃれあってきたとしても、

次男君はそれを「攻撃だ!」とみなして一緒に遊ぶことはせず、

そのお友達と距離を保とうとします。

彼の中には常に「戦い」があるのか、

小さい頃もよく夢の中で怒っていました。。

でも、例えばテストのときに目標を立てて挑む、

自ら課題を課すってことができます。(たぶん。。)

 

そして3男は、比較的落ち着いていて、

腹側迷走神経複合体にいることが多いような印象です。

友達も多く、だれとでも仲良くできる感じです。

あることにダメって言われても、じゃあこれだったらどう?

っていう、交渉というコミュニケーションが取れるのも腹側迷走神経の特徴です。

 

この腹側迷走神経複合体というのは、ほ乳類、特に人間に発達している神経で、

集団の中で助け合って生きていく中で発達してきました。

表情、声のトーン、肌と肌の触れ合いなどを感じ取り、安全か危険かを判断します。

 

3つの神経モードがありますが、

生きていくためにどれを選択するかということで、

どれがよくてどれがダメというものではありません。

 

ですが、赤い交感神経に偏り過ぎていても、

青い背側迷走神経に偏り過ぎていても、

日常生活を送る上で支障が出てくるので、

できたら腹側迷走神経複合体でいたいよね。。

 

それがいわゆる自律神経のバランスが取れているという状態で、

全身の機能が最適に働くということになります。

 

そして、青や赤に傾きやすい我が子を見ていて「すごいな!」と思うのが、

自分で緑の「腹側迷走神経複合体」に寄るためのチューニングをしているってこと!!

 

例えば長男は、小さいころに始めたピアノを今でも続けていて、

これは、聴覚を通して腹側迷走神経を刺激しているんだなってことがわかります。

なので、「受験生なんだからピアノはやめなさい」はアカンわけです。

 

怒りン坊の次男君は、キレやすくもあるんですが、

ぬいぐるみとかyogiboとか柔らかいものが好きなんです。

柔らかいものに触れることで安心感を得たいんですね。

今年のクリスマスプレゼントは、ミニオンの着ぐるみとyogiboの抱き枕ですからね。。

(yogiboの巨大マットはすでに持ってる・・)

「男の子なのに?」「中学生なのに?」はアカンわけです。。

 

 

親として、セラピストとして、

やれることもたくさんあるわけですが、

まずは、本能からくるそれぞれの「自己調整能力」を讃えたいと思います。

 

そして、そのプロセスを邪魔しないこと。

エゴ交じりの介入より、そっと見守る、それが1番かもしれません。

 

 

 

さて、、

厄介なのが、あと1名・・・・

さて、、、、

 

 

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