そらとり

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2022/02/05 お知らせ
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今年も学びが続きます。

お陰様で、ソマティック・エクスペリエンシング(SE)の初級は無事に終えることができました。

今年は中級に進みます。

SEとは、アメリカ発、NASAでも導入されている最新のトラウマ療法の1つです。

 

そのSEと並行して、今年新しく挑戦しているのが、発達性トラウマ障害の特別コースです。

 

「レジリエンスを育む」の著者、キャシーケイン氏とステファン・テレ―ル氏をZoomでつないで、

日本語通訳をつけて約70人ほどで学んでいます。

日本初開催の講義です。

(コロナとZoomのおかげです。。(笑))

 

胎児~主に3,4歳の頃のストレスやトラウマ的なできごとがどのように生理的に影響してくるのか、

その結果大人になってからどういう形で出てくる可能性があるのか、

またそれをどう優しく解放していくかを学んでいます。

 

この発達性トラウマというのは、他の交通事故や手術などの単発性のトラウマよりも当然根深く、

表面からは見えないので難しい問題です。

 

時間もかかりますが、しっかりと向き合って、優しくもつれた糸を解いていく、ということをやっていきます。

 

主に3,4歳と書きましたが、発達性トラウマに関わる神経系は18歳ごろまで緩やかに成長していくとされているので、

小中高校など学校内での出来事やご家庭での出来事も大きな影響を与えかねます。

 

最近話題に上ったのは、家で商売をされているご家庭で生まれたお子さんのケース。

 

お子さんがいて、お父さんお母さんは近くにいるからいい環境のような気もしますが、

実は盲点があります。

 

それは、つい、お子さんよりも仕事やお客さんを優先していなかったか、ということです。

 

例えば、おっぱいが欲しい、おむつを替えてほしい、と訴えても、ちょっとこの仕事を片付けてから、と、すぐには対応してもらえなかったり。。

 

小学校低学年のあなたが「ただいま~!今日ね、学校でね、、!」ってお母さんに話したいことがあったのに「今お客さんが来てるからあとで!」って受け入れてもらえなかったり。。

 

そういうことが続くと、赤ちゃんのあなたは、訴えても何もしてもらえない。求めることはやめよう。すると心が傷つくことはない、という選択をするかもしれません。

 

小学生のあなたは、ご両親のお仕事のことを頭では理解できるかもしれませんが、「私は重要ではない」「愛されていない」「存在するに値しない」と潜在意識に刻み込まれるかもしれません。

 

大人になって困ったことがあっても人に助けを求められなかったり、大きな声が出せない、ということもあるかもしれません。

「どうせ私なんか・・」と一歩前に出る勇気が足りなかったり、また逆に、自分を重要人物だと見せるために手帳に予定をたくさん詰め込む癖があるかもしれません。。

 

それが、いい、悪い、の話ではなく、そういったことはもしかしたら小さい子どもの頃のことが影響しているかもしれない、ということです。

 

そして、その自分ではどうしようもない「パターン」をやめたければ、そのメカニズムも解決法も今、ものすごく研究が進んでいるということをお伝えしたいのです。

 

なので、「これが私の性格だから」と諦めないでください。

脳や神経系に「後づけ」されたものなので、取り除くことができます。

 

 

この発達性トラウマに関しては、今後も学びを深めていくので、

また何かシェアさせていただきますね。

 

 

 

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