そらとり

雷様の花火
2020/09/07 家族から学ぶこと
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台風10号から遠く離れたここ一宮市でも大きな雷が鳴りました。

地面が割れるんじゃないかってほどのでっかいのが落ちましたけど、

以前あったこんな話を思い出しました。

 

ある方が子供の頃の話を聞かせてくれていたんですが、

とある雷の夜のこと、

お母さんと布団に入ったときに大きな雷が落ちたそうなんですが、

お母さんが、「わあきれい!雷さまの花火はきれいだね~!!」って言われたそうなんです。

その方は、それ以来ずっと雷が怖いと思ったことがないのは、

お母さんのその一言があったおかげっておっしゃっていました。

 

すごく印象に残っていて、ずっと頭の片隅にあったんですが、

大人になり、僕も父親になり、

宮崎駿の「となりのトトロ」を観ていた時に、メイとさつきのお父さんのセリフとリンクしたんです。

 

新しい家に引っ越してきて、お母さんがいない生活を送るある日、

さつきが不安げに、

ねえお父さん、この家、やっぱりなにかいる・・

って言ったときのお父さんのセリフです。

 

「お化け屋敷に住むのが子供の時からお父さんの夢だったんだ」って。

お母さんが入院中で家にはいない不安な気持ちの反映かもしれない、

お化けに対する不安や恐怖のイメージを

一瞬でポジティブなものに変えちゃいましたよね。

 

子どもの心を失っていない、いいお父さんです。

こういう、大きくて柔らかい空気を作れるお父さんでいたいなあと思いました。

 

子どもたちは、好むとも好まずとも、

親の影響を受けちゃいます。

 

影響を与えないように取り繕っているつもりでも、、

無意識の世界ではバレてると思います。

 

いつも平穏で喜びに満ちたオーラを発せるように、

不安や恐怖や、それらもろもろの重たいものを自らそぎ落としていくのが、

何よりの子育てかもしれません。

 

 

 

 

 

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