そらとり

Q&A 歯医者で食いしばりがあると言われましたが、それは歯医者では治せないと言われました。どうすればいいですか?
2020/12/02 なんでもQ&A
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歯医者さんに行くと、

「歯がすり減ってる」ことなどから食いしばりを指摘される方多いのではないでしょうか?

他にも、「詰め物や歯が割れている」こともあるようです。

実はこの食いしばりには3種類のタイプがあります。

 

1.グラインディング

グラインディングとは、ギリギリと上下の歯を擦り合わせるタイプの歯ぎしりになります。多くの人がしている歯ぎしりはこのグラインディングタイプの歯ぎしりになります。ギリギリと音が聞こえるのがグラインディングの特徴です。
このグラインディングは無意識に行われる口腔習癖です。そして歯や顎、顎間接などに大きな圧力がかかるので、症状がさらに悪化し歯や顎に影響が及ぶことがあります。

2.クレンチング

クレンチングとは上下の歯を強く噛みしめるタイプの歯ぎしりです。大きなストレスなどがある時に歯を強く食いしばるのがこのクレンチングです。グラインディングと違ってこのクレンチングは音がしません。
クレンチングは無意識に歯を食いしばっているため、知らない間に歯を削ってしまったり肩こりを感じたりします。顎のエラの部位に痛みを感じたり、上下の歯の噛み合わせ面が擦り減っていたりしたらクレンチングの可能性が高いです。

3.タッピング

タッピングとは上下の歯を合わせてカチカチな鳴らす歯ぎしりです。歯をリズミカルにカチカチと合わせるのがタッピングの大きな特徴です。ギリギリと音が鳴るグラインディングとは音の種類が違うのでそこでタイプを分けましょう。
一緒に眠っている人などはこのタッピングの音を聞いても何の音か分からず驚く人も多いと思います。グラインディングやクレンチングと比べて顎や歯などへの影響は少ないのですが、ストレスや噛み合わせなど、思いつく原因がある人は改善を考えてみてください。

 

食いしばりの原因は人によって違います。なので自分の生活や習慣を見直し、食いしばりの原因となるような習慣などがないか、思い返して確認してみるのが食いしばりの改善には必要です。
続いて食いしばりの原因についてそれぞれ詳しく紹介いたします。

 

ストレスの溜まる生活が歯ぎしりの原因です

実は歯ぎしりの原因に科学的根拠が実証され、明確となっているものはありません。一概にこれが原因だと定義づけられたものがないのです。
しかしその中でも最も有力な原因の説はストレスです。人は強いストレスを感じると無意識に体を揺らすなど仕草、行動にあらわれます。なので歯ぎしりもストレスによる動作の一つと考えられています。歯ぎしりによってストレスを発散しているといわれています。

 

 

人はストレスを感じると、

3つある神経モードのうち、交感神経モードにスイッチが入ります。

上の図でいうと「赤」のところで、

「怒り、興奮、覚醒、闘争、逃走」などの状態です。

 

ストレスが過ぎ去ると、緑の腹側モード、

そして夜に眠るときは緑から青にかけてのお休みモードに切り替わるのが通常です。

ですが、夜布団に入ってからも神経モードが「赤」のままなとき、

歯ぎしりや食いしばりが起こるのでは?と考えています。

 

 

大切な歯を守るために、マウスピースを作ることは大切だと思いますが、

そらとりでは、歯ぎしりや食いしばりを起こす元の原因である「神経モード」に働きかけます。

興奮の「赤」から、リラックスの「緑」に誘導するアプローチです。

 

そらとりで専門にしているクラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクスでは、

神経モードを「赤」から「緑」、「青」から「緑」に整えることを得意にしています。

そしてその緑の幅、「耐性の窓」といいますが、それを広げることができます。

その結果、同じ出来事が起こったとしても前ほどイライラしなくなったり、

逆に落ち込むこともなくなってきます。

 

 

なので、食いしばりをどうすればいいでしょうか?というご質問に対してまとめますと、

1.歯医者さんにマウスピースが有効か相談する

2.クラニオなどで神経系を調整する

3.ストレスから遠ざかる

 

この3つをやっていただくと少しずつ改善していくと思いますがいかがでしょうか?

 

 

気になる方は是非一度お試しください。

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過度な集中が歯ぎしりの原因になります

眠っている時だけではなく、昼間にも気付かない間に歯を食いしばっていることはありませんか?仕事や運動、家事など何かの行為に集中している時、気付かない間に歯を食いしばるのもあまり良いことではありません。
この食いしばりはクレンチングに該当する歯ぎしりなのですが、緊張していたりストレスを感じていたりする時によくしてしまいます。過剰な力で歯を食いしばってしまうと顔の筋肉が緊張し、頭痛や肩こりの原因になります。
ただしこの場合は起きている昼間の歯ぎしりなので、一度自分が歯を食いしばっていると気付けば意識的に止めることができます。集中している時に自分が歯を食いしばる癖があることを自覚し、すぐに口元をリラックスさせるよう心がけましょう。
また昼間に歯を強く噛みしめる癖があると、筋肉がその癖を記憶し眠っている時も無意識に行ってしまう可能性があります。起きている間に噛みしめる癖を改善させましょう。

 

逆流性食道炎の人は歯ぎしりをしやすいです

「逆流性食道炎」という病気を知っていますか?逆流性食道炎は強い酸性の胃液や胃酸、まだ胃で消化されている段階の食べた物が食道へと逆流し、食道が炎症することによって起こる病気です。この病気になると胸やけや胸の痛み、酸っぱい液体が口まで上がってくる呑酸(どんさん)という症状があらわれます。
この逆流性食道炎によって胃酸が逆流して食道へ上がってくると、口の中が胃酸の影響で酸性に傾きます。すると私たちの体は口の中を元の中性の状態に戻そうとし、唾液を分泌しはじめます。そして唾液を分泌するために歯ぎしりをしてしまうのです。
なので今あなたが逆流性食道炎ならばこの病気を治すことで歯ぎしりも治ります。胸やけや胸の痛みを感じる人は一度お医者さんに相談してみてくださいね。

歯ぎしりをしやすい歯並びがあります

全ての人に当てはまるわけではありませんが、歯並びが悪いことが歯ぎしりの原因にもなります。それは歯並びが悪いことによって噛み合わせが安定せず、ストレスを生み歯ぎしりをしやすくなります。
私たちの歯並びは常に変化していきます。成長や虫歯、歯周病などの治療、老化などによって歯並びは変わり噛み合わせも変わります。そしてその噛み合わせの変化を歯ぎしりによって調節するのです。
食事をしている時に噛み合わせが悪いと感じたら歯医者さんに相談しましょう。噛み合わせを良くすることが歯ぎしりを解消できる方法です。

 

 

 

睡眠時ブラキシズムに注意してください

歯ぎしりをしてしまうことで悪い影響が出るのは歯や顎だけではありません。眠っている時、無意識に歯ぎしりを毎晩繰り返していると熟睡ができず不眠の原因になります。
眠っている時に歯を噛みしめたり歯ぎしりをしてしまったりすることを「睡眠時ブラキシズム」といいます。そして眠っている時にする歯ぎしりの場合、無意識のため起きている時よりも抑制が効かず、歯や顎により大きい負担をかけてしまいます。
なのでセラミックスなどの素材を歯に利用している人は注意が必要です。セラミックスは天然歯や金属歯に比べて脆いので、寝ている間に破損する恐れがあります。
睡眠時プラキシズムは浅い眠り(レム睡眠)の時に起こりやすいです。なので起きている昼間も睡眠の質を高める習慣をつくるのが眠っている間の歯ぎしりを止める近道です。
また眠っている間の呼吸が止まる病気、「睡眠時無呼吸症候群」の人も、呼吸をしていない時に歯ぎしりをします。今睡眠時無呼吸症候群である人はこの病気を改善させることが歯ぎしりを止める第一歩です。
できるなら良くない生活習慣や寝室の環境を変えて熟睡できるようにしましょう。これが寝ている間の歯ぎしりを予防する方法です。

 

 

歯ぎしりを長期間放っておくと他の症状を引き起こすリスクがあります。つづいて歯ぎしりによって起きる悪影響について詳しく紹介いたします。より悪い症状を引き起こさないためにも、すぐに改善のために行動を起こすのが大切です。

歯ぎしりのせいで顎関節症になります

食事をしている時に顎が鳴ったり、口を大きく開けることができなかったり、顎が痛んだりすることはありませんか?これらは顎関節症(がくかんせつしょう)の時に起きる症状です。
顎関節症が悪化すると口が開かない、顎の痛みで食事が取れない等問題が起きます。歯並びを綺麗にすることで顎関節症をある程度予防できますが、実は歯並びが綺麗な人でも歯ぎしりをする人は顎関節症になりやすいです。
歯ぎしりによって顎の筋肉が疲れてしまい、痛みを感じたり関節に障害が出たりするのです。

歯ぎしりをつづけていると歯並びが変わります

強い力で歯ぎしり、食いしばりをつづけていると常に歯に強い力が加わるので歯並びにも影響が出てきます。ずっと歯ぎしりを行っていると奥歯など強い力が加わっている歯が削れ、噛み合わせの面が平らになっていくのです。
また虫歯などの治療で歯にセラミックの詰め物やかぶせものをしている場合、歯ぎしりによってそれらの物が割れてしまうことがあります。噛んでも割れない固いセラミックもありますが、逆に歯がダメージを受けてしまうので歯ぎしりを改善させるのが一番です。

歯ぎしりは頭痛、肩こりを起こします

歯ぎしりや食いしばりをする時、顎から頭の横へと広がっている筋肉、側頭筋(そくとうきん)という筋肉が使用されます。歯ぎしりをすると側頭筋が緊張し、頭が締め付けられているような頭痛が起きます。
また歯ぎしりの時に使われる多くの筋肉は顎、首、肩へと繋がっています。そのため歯ぎしりをすることによってそれらの筋肉が緊張し、肩の筋肉が強張り肩こりになってしまうのです。

歯ぎしりによって歯周病が悪化します

歯ぎしりをつづけていると歯周病が悪化しやすくなります。歯周病(歯槽膿漏)になると歯と歯肉の境目に細菌が溜まり、歯肉が炎症を起こして腫れて赤くなります。そして歯周病が悪化すると歯を支える土台が溶け、歯がグラグラするようになります。
歯ぎしりをすることによって歯の根元に強い力が加わり、歯と歯茎の隙間が拡大します。そして隙間に細菌が増殖しやすくなります。なので歯周病が悪化してしまうのです。
また歯ぎしりをすると歯の表面のエナメル質が削られます。するとエナメル質の中にある、柔らかい象牙質という部分が表面に出てきます。この象牙質は刺激に弱いため、冷たいものなどを食べるとしみるようになります。

歯ぎしりは骨隆起の原因になります

口の中にこぶのような固い膨らみができたことはありませんか?その膨らみに触っても痛みがないのなら、それは骨隆起(こつりゅうき)です。
骨隆起は骨が過度に成長した状態のことで、ほとんどの骨隆起は特に体に害をもたらしません。しかし入れ歯の邪魔になったりすることもあるので、その時は切除することもあります。
歯ぎしりをすると顎の骨に過度に力が加わることがあり、力が集中したところに骨隆起ができることがあります。すでにできている人は一度歯医者さんに行き問題がないか確認してもらいましょう。

歯ぎしりは美容にも影響を及ぼします

歯ぎしりは美容にも影響を与えます。歯ぎしり、食いしばりを繰り返していると顎周りの筋肉を過剰に使うため、顎の筋肉だけが発達し、大きくなっていきます。エラを張っているような顔の印象を与えてしまいます。
小顔になりたい人が顔の表情筋を鍛えることはありますが、歯ぎしりの際に使用する筋肉とはまた別の筋肉です。美容に気を遣っている人は歯ぎしりを早めに改善させましょう。

お子さんが歯ぎしりをしている原因と改善方法教えます

歯ぎしりをするのは大人だけではありません。小さなお子さんも無意識のうちに歯ぎしりをしていることがあります。お父さんとお母さんからしたらお子さんの歯ぎしりに問題はないのか、確かめたいと思います。
つづいてお子さんの歯ぎしりについて詳しく紹介いたします。

お子さんの歯ぎしりは時期が大切です

お子さんが歯ぎしりをしていた場合、治療が必要かどうかはまずお子さんの年齢から判断しましょう。
早い子であれば歯が生え始めた赤ちゃんの時期から歯ぎしりを始める子もいます。しかし歯ぎしりを始める理由は特に問題があるわけではなく、歯ぎしりをすることによって顎の位置や噛み合わせを調整している可能性が高いのです。
また乳歯から永久歯に生え変わる時期もお子さんは歯ぎしりをすることがあります。これも噛み合わせを調整していたり、永久歯が生えてこようとしている部分の調整をしていたりする可能性が高く、特に問題はありません。
しかしもしお子さんが夜眠っている間だけ歯ぎしりをするのであれば注意が必要です。なぜなら睡眠中にだけ行う歯ぎしりはストレスが原因である可能性が高いからです。当たり前ですが大人と同じように子供も環境の変化などにストレスを感じます。お子さんが頻繁に睡眠中に歯ぎしりをしているのであれば、ストレスのもととなっているものがないか観察することをオススメします。
また永久歯が生え揃った6歳以降も歯ぎしりがつづいているのなら注意が必要です。噛み合わせの調整といった、成長が原因ではない歯ぎしりの可能性が高いからです。お子さんが強い力で歯ぎしりを繰り返しているようであれば顎関節症などになるリスクもあるので歯医者さんに相談しましょう。

子供の歯ぎしりへの対処法2つ

つづいてお子さんの歯ぎしりの改善させる方法を2つ紹介いたします。お子さんの場合特に歯ぎしりに問題がないことを先ほど紹介しましたが、少し習慣を変えるだけで歯ぎしりがなくなることもあります。気になる人は見てみてください。

1.子供がストレスを溜めていないか観察する

大人と同じように子供もストレスが原因で歯ぎしりをしていることがあります。そして子供はまだストレス解消の方法を探せておらず、歯ぎしりで解消している可能性が高いです。
お子さんがストレスを溜めている時、歯ぎしり以外のサインを出していることがあります。

・声をかけてもあまり返事をしない
・爪を噛む癖がある
・蕁麻疹がでている
・オムツが外れた後もおねしょをしている
・眠っている時に叫ぶ
・怒りっぽい
・時と場所によって目が見えにくくなる
・学校や幼稚園、保育園に行きたがらない

お子さんが歯ぎしりだけではなく、上記の行動のどれかをしているようであればストレスを溜めている可能性が高いです。そんな時はお子さんと長く話をする時間をつくり、お子さんがリラックスできる環境を家でつくってみてください。
また心配な人は一度診療内科に行ったりカウンセリングを受けたりするのもオススメです。お子さんが心のケアを受けることでお父さんとお母さんの気持ちも楽になると思います。

2.よく噛む習慣をつくる

食べ物をよく噛まずにすぐに食べ終わってしまうお子さんの方が歯ぎしりをしてしまう傾向があります。なぜならあまり噛まない食生活を繰り返していると顎の成長が上手くいかず、歯の噛み合わせに影響が出やすいからです。
また一定のリズムで食べ物を噛む動作は情緒を安定させる効果があります。よく噛むことで体の緊張が和らぎ、ストレスが解消されるのです。また噛む運動は脳への刺激にもなりお子さんの脳の働きを活発にしてくれます。
野菜ではごぼう、れんこん、人参など、果物ではりんご、梨などの少し固めの食べ物を食べる習慣をつくってあげてください。

歯医者さんで歯ぎしりを改善させることができます

歯ぎしりを改善させる方法として歯並びを整える歯列矯正があります。歯の噛み合わせが悪くて違和感を感じ、歯ぎしりをしてしまうこともあるからです。
つづいては歯列矯正など、歯医者さんでの歯ぎしりの治療について詳しく紹介いたします。

歯ぎしりに気付いたらまず歯医者さんに行きましょう

自分が無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしていると気付いた時、なるべくその気付いたタイミングで歯医者さんに行くのがオススメです。なぜなら無意識で行っている歯ぎしりは気付くのが遅れて治療が遅れ悪化しやすいからです。
歯ぎしりの治療のために行く歯医者さんには選ぶポイントがあります。まずは受診する歯医者さんのホームページなどを確認して、歯ぎしり治療の実績や治療法の記載があるか確認してください。歯医者さんでも歯ぎしりの治療に特化していない病院はあります。なるべく実績のある歯医者を選びましょう。
また初診を受けた時に分かりやすく治療の説明をしてくれるか、治療費の内訳を細かく教えてくれるかなどしっかりチェックしておきましょう。
そして歯ぎしりによってすでに歯周病や噛み合わせに悪影響が出ていることもあります。なるべく歯ぎしりの影響で出ている他の症状まで説明をしてくれ、治療方針も教えてくれる歯医者さんを選びましょう。

マウスピースで歯ぎしりを治す方法

歯医者さんでの歯ぎしりの治療の主流はマウスピース(スプリント)を装着することです。マウスピースは歯列矯正でも使用されますが、歯ぎしりの改善にも効果があります。
マウスピースを装着している状態で歯ぎしりをしても、直接歯や歯ぐきに負荷がかからなくなるので歯が削れるのを防げます。また顎の関節にかかる力も軽くなるので顎関節症を予防できます。
さらにマウスピースを付けることによって噛み合わせの位置が高くなり、顎などの筋肉の緊張が解消されます。それによって歯ぎしりが原因の肩こりや頭痛を軽減することができます。
市販のマウスピースよりも歯医者さんでつくるマウスピースの方が高価ではありますが、自分の歯や顎の大きさに合わせてつくられるので噛み合わせなどに影響がありません。さらに歯医者さんのマウスピースなら健康保険も適用されます。
夜眠る時にマウスピースを装着することによって、歯ぎしりによる負担を減らすことができますよ。

ストレスを解消させて歯ぎしりを治す方法3つ

無意識にしてしまう歯ぎしりの原因で一番有力なのはストレスです。ストレスが積み重なって上手に解消できていないと、解消させるために無意識のうちに歯ぎしりを繰り返している可能性が高いです。
最後に生活の中でストレスを解消させ、歯ぎしりを治す方法を詳しく紹介いたします。

生活習慣を整えればストレスが減り歯ぎしりが治ります

ストレスは気づかないうちに積み重ねている毎日の習慣からつくられていることがあります。つまり良くない生活習慣を少し改善するだけでもストレスを軽減できるのです。
まずは可能であれば始めてほしい生活習慣を3つ紹介いたします。

1.毎朝太陽を浴びて体内時計を整えてください

浅い睡眠が多いと歯ぎしりの原因にもなりますが、熟睡できないと昼間の活動にも影響が出ます。そして睡眠の質を上げるためにオススメしたいのが、決まった時間に眠気がくるように体内時計を整えることです。
毎晩の寝つきを良くするためにオススメしたいのが、朝起きてすぐに太陽の光を浴びることです。日光には体内時計をリセットさせる効果があり、ずれてしまった体内時計を補正してくれます。
また太陽の光はセロトニンという脳内ホルモンの分泌を促します。セロトニンには情緒を安定させ、幸福感を感じられる作用があります。なのでストレスを軽減させる効果も高いのです。

2.適度な運動がストレス解消になります

毎日適度な運動を行うことで疲れにくい体になり、ストレスも解消されます。また寝つきが悪いことの原因として頭は疲れていても体が疲れていないことが挙げられます。デスクワークなど、体を動かさない職業についている人は体が疲れていないため、働いて疲れているはずなのになかなか寝つけないことがあります。
毎日行う運動は有酸素運動が一番オススメです。ウォーキングやランニングなど一定のリズムで行う有酸素運動は幸福感を感じるセロトニンが分泌されます。体を疲れにくくするだけではなく心の安定にも効果があるのです。
また運動を行うとセロトニンだけではなくエンドルフィンという神経伝達物質も分泌されるようになります。エンドルフィンは別名「脳内麻薬」と呼ばれるほど分泌されると多幸感を感じることができ、精神ストレスを解消できます。
毎日15~30分ほどの有酸素運動の習慣をつくってみてください。

3.ストレス解消にオススメな栄養素

ストレスが溜まっている時、私たちの体はタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足しやすくなります。
私たちはストレスを感じている時、脳では大量の神経伝達物質が合成されています。主に興奮する作用のある神経伝達物質が盛んに分泌されるのです。そしてこれらの神経伝達物質はタンパク質を原材料にしています。タンパク質がビタミン、ミネラルと協力して神経伝達物質が合成されます。
なのでストレスを感じている時、タンパク質、ミネラル、ビタミンが消費されてしまうのです。
なのでストレス解消のために摂取してほしい栄養素はタンパク質ももちろん、ビタミンB群、亜鉛、鉄などがオススメです。
以下はストレス解消に効果のある栄養素が含まれている食品です。

タンパク質・・・牛乳、卵、肉類、魚介類

ビタミンB群・・・豚肉、レバー、うなぎ、サバ、玄米、乳製品

亜鉛・・・牡蠣、豚肉(レバー)、ホヤ、牛肉(肩)、蟹缶

鉄・・・レバー、卵黄、ホヤ、鮎、しじみ、赤貝、うなぎの肝

上記の食品を食事の中に取り入れて、ストレスの溜まらない体づくりをしてくださいね。

眠る前にリラックスできる状態を整える方法3つ

寝つきを良くして睡眠の質を上げ、夜歯ぎしりをしないようにするためには夜眠る前の行動が大切です。眠る前に体をリラックスした状態にし、スムーズに眠れるようにしましょう。
つづいて眠る前にリラックスするのにオススメの方法を3つ紹介いたします。

1.スマホやパソコンは眠る1時間前に止めましょう

今は空いている時間があるとスマホやパソコンでインターネットを眺めている人も多いと思います。しかし眠る直前までスマホやパソコンを見ているのは睡眠の質を下げてしまいます。
スマホやパソコンの液晶画面から出ているブルーライトという光はエネルギーが強く、見ると脳が活性化するので覚醒効果が高いのです。なので夜眠る前に見ると脳は夜なのに目が冴え、寝つきが悪くなります。
仕事などの関係上眠る前もパソコンなどを見る必要がある人はブルーライトカット効果のあるメガネや、液晶画面にフィルターを貼るのがオススメです。また寝つきが悪い時はお布団の中で紙媒体の本を読むと自然な眠気がやってきます。

2.眠る前はリラックスできる飲み物を飲みましょう

眠る前、私たちの体は睡眠ホルモンと呼ばれている「メラトニン」という脳内ホルモンの分泌が活発になります。そしてこのメラトニンの分泌が始まることで体の深部体温の温度が下がっていきます。そして眠る前に飲む飲み物はこの深部体温の変化をサポートできる飲み物がオススメです。
寝る前に飲むには温かい飲み物がオススメです。冷たい飲み物ですと体が冷えてしまい、深部体温が下がるのを邪魔してしまいます。
ホットミルクは寝つきを良くするのにオススメです。牛乳にはトリプトファンという成分が含まれており、この成分は幸福感を感じる物質セロトニンをつくるために必要な物質です。そしてセロトニンは睡眠ホルモンのメラトニンが分解されて出てきます。睡眠の質を高める栄養素が含まれています。
ホットミルクの他にもホットココア、ハーブティー、白湯なども寝る前に飲むのにオススメです。

3.寝室は落ち着く色調のものを揃えてください

あなたの寝室は何色を使用していますか?もし赤など刺激の強い色を使用しているなら、その色が熟睡を妨げている可能性が高いです。
色は見た時に落ち着いたり、元気が出たりといった、感情を動かす効果があります。なので寝室には落ち着いたり、鎮静作用のある色を使用するのがオススメです。
寝室にオススメの色は青、茶、緑です。以下にそれぞれの色の効果を紹介いたします。

1)青

青には興奮を鎮め、感情的になっている気持ちを抑える効果があります。眠る前に青を見ると心身が落ち着き、冷静になれます。また青色にはリラックスしている時に優位になる副交感神経を刺激する作用があり、寝つきが良くなります。

2)茶

茶色にはリラックスした気持ち、安心感を与えてくれる色です。またストレスで固まっている体の緊張を緩和させる効果もあるので、眠る時にリラックスした気持ちでお布団に入ることができます。

3)緑

緑は中間色に位置する色で一番刺激の少ない色です。なので体と心のバランスを整え、リラックス効果があります。また緑には自然、平和などのイメージがあり、健康的な印象があります。

お布団のカバーや寝室のインテリアにこれらの色を取り入れてみてくださいね。

 

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