ソマティックエクスペリエンシングという身体的心理療法を学んでいて、
今、中級のど真ん中です。
身体的心理療法というのは、身体から取り組む心理療法で、従来の対話式のカウンセリングとは違っています。
「身体は正直」とか「身体は嘘をつけない」などと言いますが、まさにそこ。
身体(神経系)を通してこころの奥をほぐしていきます。
1日目 医療トラウマ
2日目 逃れられない攻撃、性的トラウマ
を学びました。
外科的な手術なども取り上げられましたが、手術自体はもちろん、その前後のサポートがいかにその後の回復に影響を及ぼすかということを学びました。
手術前に交感神経が活性化していると、術後の回復が遅れたり、それまでに隠し持っていた心理的な問題と複雑に絡み合い、別の症状が出てきたりすることもあるようです。
なので、いかに落ち着いて手術に望めるかがとても重要になってきます。
そのためにも、医療スタッフや家族のサポートが手厚ければ手厚いほど順調な回復が期待できますし、あるいはセラピーなどを事前に受けて神経系を穏やかにしておくとより安心です。
研修中、テーマごとに練習をし合うのですが、「逃れられない攻撃」のときに、僕はメキシコで遭ったバスジャックのことを取り扱ってもらいました。
長距離バスで移動していた時にゲリラに襲われたことがあったんですね。
詳細は省きますが、ライフルを突き付けられて委縮していた右脚に力が宿り始めた感じがしました。
トラウマ治療とは、未完了のエネルギーを完了させてあげること。
凍り付いて固まっているもの(こころも身体も)の解放です。
やると、スペースが広がって自由度が増す感じです。
あと4日あるけど、しっかり勉強してきます。