トラウマに取り組み始めると、
不思議なことにいろんな記憶がよみがえってきます。
例えば、僕が2歳くらいの頃、家族でミカン狩りに行ったときの様子を母親が話してくれた時のことを思い出しました。
山の斜面をね、とっとっと、、、って下向きに走り始めたらしいんです。
傾斜があるのでどんどん加速しちゃうんですよね。
うちの親曰く、「よく足が動くなあ」って感心してたらしいんですが、
ふと、当時の幼かった僕の心情が入ってきたんです。
それはね、「恐怖」でした。
とっとっとっとって、、どんどんスピードが出ちゃう。。
止まりたいけど止まれない。。
足が勝手に前に出ちゃう。
転ぶの嫌だし、もうどうしていいかわからない。。!
混乱と恐怖ですよね。
で、結局転ぶんですけどね。。
つんのめって顔がズル剝けたらしいです。(笑)
そして、そんなことがあったなんて思い出しもしなくなったころ、
いつの日か走ることに目覚めたんです。
小3で、あるマラソン大会があって3位に入賞したのをきっかけに、
いろんな大会で優勝しました。
中学・高校は陸上部でね、走ってばかり。。
いいこともありましたけど悪いこともたくさん。
肉離れや疲労骨折などのケガが絶えず、結局満足のいく結果は残せませんでした。
早く走りたいけど足を前に出す恐怖とのせめぎ合いみたいなものがあったのかもしれません。。
大人になってからフルマラソンにも挑戦しました。
一応、完走はしましたが、脚はボロボロでした。。
子供会の運動会でパパさんランナーとしてリレーに出ましたが、
子どもやお母さんたちが見てる前でつんのめって転びました。。
これって、いわゆるトラウマの追体験ってやつです。
そのおおもとのミカン狩りでの恐怖体験が神経システム上「未完了」のものがあると、
それを「完了」させようとして似たような状況を自ら引き寄せるんだとか?
なんとかトラウマを解放・克服しようとするわけですね。
すごいですね。
さらに「深読み」をすると、
社会生活において、
一歩前に出たいんだけどなんとなく勇気が出ない、なんてのも関係あるのかもしれませんね。
トラウマが解放されたあかつきには、スタッフを何人も抱えるビッグサロンのオーナーになってるかもしれません?(笑)
何百人も人を集めてセミナーなんかもね。。?(笑)
この場合のトラウマ解放は、ミカン園の坂道を見事走って下りきる、ということではなく、
そのとき体感した「恐怖」に取り組むことです。
今回新しく作成した「トラウマ脳リセットタッチ」のページは主に不適切養育を対象というイメージで仕上がりましたが、
ソマティックエクスペリエンシングを学んで、こういうアクシデントにも十分対応できるという印象を持ちました。
トラウマ探しは宝探しにもなりそうです。
また走れるようになるかな?(笑)