あなたはどう育てられた？ 気になる親の【愛着スタイル】
安定型
親は安定愛着のために思いやりのある環境を作ります。
両親ともに自分の感情を調整する能力があります。
そうでなければ、子どもに依存したり、子どもの行動を変えさせようとしたり、
子どもを使って自分の調整システムを整えようとします。
安定型の親の耐性の窓は、たっぷりとゆとりがあります。
・子どものどんな行動にも対処できます。
・泣いても自転車でケガをしても親は調整レベルをキープできます。
・子どもの体験に共感し、親として子どものために存在し続けることができます。
子どもは成長後、自分らしいアイデンティの感覚をよりよく維持できるようになります。
不安型
子どもと深いところで向き合えません。また、つながれません。
子どもは自分の中に不安や何かを感じるかもしれません。
それは、子どもの小さな身体の中で起き始めてそれを感じ始めますが、
それが何なのかよくわからないので混乱します。
親は断続的にしか向き合ってくれないので子どもは不安を抱えます。
親が不安な時や放心状態のとき、親は子供になだめ鎮めてもらおうとします。
この親は感情的に飢えていて子どもを消耗させる傾向があります。
本当の愛や養育を求めていてこれで埋めようとしますが満たされません。
親がいつも子どもにべったり依存するのを子どもは感じます。
そんな感情的に満たされない親元で育った子は、深い不安を抱える可能性があります。
子どもは将来、自分のニーズを満たすために人間関係に慎重になります。
自分が入り込めそうな小さなをいつも探しています。
人を信用することが難しく、しばし人間関係に混乱をきたします。
不安定型
親の反応に一貫性がなく、非常に気まぐれで予測不可能。
例えば、テストの結果が80点ですごいねって褒めてくれる日があるかと思いきや、
90点でも何やってんだ？って怒られる日もあったりだとか。。
子どもは、自分のニーズを満たしたくても、親の反応に一貫性がないので整った戦略が立てられません。
どうしていいかわからず、最悪の恐怖に陥ります。
安全のために親に近づきたい。でも近づけば近づくほど怖い！！といった具合に。
子どもは自分の小さなシステムの中で感情の混乱を示します。
大人になってからの人間関係においても、関わる人によって、まるでカメレオンのように自分を変えて見せるのも特徴の1つです。
また、相手にべったり依存し離れていくと絶望したり、また逆に相手が近づいてくると距離を置いて引っこもうとします。
恋愛においても関係性が不安定に陥りやすい傾向にあります。
回避型
衣・食・住など、子どもの基本的な欲求は満たしていても、
子どもが必要とする感情レベルでは完全に向き合えていません。
子どもは、まるで感情の砂漠にいるように感じます。
親は砂漠のどこかのオアシスのような存在で、そこに行きたいのにたどり着けません。。
・そんな状況に適応できるようにするために、子どもは自分の感情をどんどん排除していきます。
・自分のニーズを満たす最大の方法は、「何も求めないことだ」と幼少期の頃から気づきます。
成長の過程で偽りのスタンスを築き上げ、「自分のことは自分でできる」と一見自立してるようにも見えます。
ですが、深いところで愛情に飢えているので、大人になってからも親密な人間関係で苦労することが多いようです。
幼少期の頃の記憶があまりないのも特徴の1つです。
いかがでしょうか？
なにか思い当たることはありましたか？
ただ、４つのうちの１つだけに当てはまるというものではなく、
それぞれの特徴を少しずつ持ち寄っているような感じでしょうか？
例えば僕の親の場合は、安定型をベースに回避型もあるな、という具合に。。
で、ショックなのは、自分も親として、自分の子どもたちにそうやって接してきてるんじゃないかってことです。。
結構重たいテーマですよね。
今、これを読んでて胸がどよーんと重くなっている人は、ちょっと外の空気を吸ってくださいね。
でもま、そうやって身体に反応が出てるってことは、そういうことなんでしょうね。
今、気づけてよかったと思います。
大事なのは、ここから先どうするか、ですよね。
セラピストにも、セラピストが必要です。
気づきに感謝です。
セラピストとして、安定型の親のような存在でありたいと強く願います。
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