そらとり

バーストラウマと大脳辺縁系
2020/11/06 お悩みごと別
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長男ネタが続いて恐縮ですが、

実はうちの長男、生まれてくるときに大変なことがありました。

 

羊水を飲んで窒息、おまけに肺炎を起こして即、保育器に入れられたんです。

 

ほんとなら「おぎゃーー!!」って思いっきり叫びながら大きく息を吸い込みたいところ!

それができなかった。。

それこそ、パニックですよね。

自分の力ではどうしようもない。。

 

生きるか、死ぬか、、そんなところにいたんだと思います。

 

おまけに、母親の胸に抱かれて心音を聞いて安心するってこともさせてもらえず、

いろんなところにチューブでつながれて、痛々しい姿で寝かされていました。

 

人生第1日目にして、最大の試練ですよね。

試練というか、恐怖そのものです。

 

僕はその後、クラニオを学び始めて、バーストラウマというものがあると知りました。

 

当時はまだ、経験も浅く、

「バーストラウマ、うちの長男にも関係あるのかもなあ」って感じでしたが、

まだ僕の深いところまでは届いていなくて、、

でも、年々いろんなクライアントさんと出会う中で、

そして、息子の成長を見守る中で、

「クラニオに出会ったのは、この子のためなんかもしれん」

って思うことがちらほら出てきました。

 

それで先日、

副鼻腔うんぬんのための施術をしていたときに、ふと、

今作り上げている「脳内ストレスdetox」を試してみようと思ったんです。

 

記憶と情動、不安や恐れの貯蔵庫、大脳辺縁系へのアクセスです。

 

生まれてすぐの出来事とは言え、

そのときの記憶、恐怖、すべて残っているはずです。

 

そして、それが少なからず彼のその後の性格形成や身体的特徴に影響を及ぼしているはずです。

 

副鼻腔へのアプローチですでに静かなところへ入っていましたが、

大脳辺縁系に意識を向けると、そこが一瞬「ブルルっ」て震えたのを感じました。

すでに落ち着いていた呼吸が、一段と深くなったようです。

 

15年という月日が経ってしまいましたが、

できるだけ機会を作って触れてあげたいなと思います。

 

長男に関しては、

妻や義母やその他たくさんの人の愛情のおかげで無事にここまで育ってこれました。

改めて、感謝です。

 

本人も、よくここまで頑張れたと思います。

 

それを思うと、

中3の今になってゲームにはまりだしてピコピコやってるのも、

まあいいのかなあと思ってしまいます。

 

生きてるだけで◎儲け!!

 

感謝

 

 

さて、バーストラウマですが、

大きく3つのステージがあるといわれています。

 

1つは胎児の期間中、母親のおなかの中で受けるものです。

住環境の騒音、母親のストレス、母親と周りの人との関係性、赤ちゃんはすべて自分のストレスとして感じ取っています。

 

2つ目は、出生時に受けるものです。

うちの長男のようなケースや、吸引や鉗子分娩も含まれます。赤ちゃんにとってはそれこそ圧倒される痛みだと思います。

 

3つ目は、生まれ出た後に受けるものです。

分娩室のまぶしい光、あわただしい動き、ひんやりとした体重計の感触、など。。

 

 

新しい学年に進むときや、職場が変わるときなど、

人生のステージが変わるときは、

だれでも少なからず緊張すると思います。

 

ですが、これまでお母さんのお腹の中でぷかぷか浮いていた揺りかごの中から、

突然この世界に出てくるのは、天変地異の出来事なんだと思います。

 

なので、できるだけ、やさしく柔らかく、迎えられたらいいですね。

 

 

そして、もしバーストラウマがあるとしたら、

できるだけ早い時点で取り去ってあげられたらいいですね。

その後の成長度合いやパフォーマンスが変わってくると思います。

 

 

 

余談ですが、

次男は病院の都合で陣痛誘発剤を打たれました。性格は、怒りんぼうです。

 

そして3男は、僕も分娩室に入って、妻にクラニオをしながらのお産で生まれてきました。

性格は、どっしり安泰って感じです。

 

3人みんな違って、非常に興味深い研究材料です。(笑)

 

 

 

母親の心理状態も大きく反映されるようです。

男は、ひたすら召使のごとく、サポート役に徹するのがいいですね。

 

 

 

クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクスでは、

新生児へのアプローチはもちろん、

胎児へのアプローチもあって、

ヨーロッパではすでに注目されています。

 

 

その命、できるだけ輝かせるために、

お役に立てればと思います。

 

“バーストラウマと大脳辺縁系” への2件のコメント

  1. 川地みゆき

    生命の誕生は、本当に壮大です。
    また、生まれる順番で 性格が偏ると感じる事もあります。特に長子は、親の想いが色濃いとか?!
    私自身 第一子を1日で亡くしているので
    生命の重みはわかっているとはいえ、大人になった子供に 未だ 口出ししてしまいます🤣
    この療法をシニアの私が受ける事は出来ますか?

    1. 江口剣太郎

      コメントありがとうございます。
      日常生活の中ではその存在のありがたさをつい忘れがちですが(笑)、
      チューブにつながれた姿を思い出すたび、感謝と慈愛の思いでいっぱいになります。
      川地さんがシニアかどうかは置いておいて、
      はい、老若男女、どなたでも受けていただけますよ。
      ありがとうございます。

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