2年ほど前に近所の歯医者に指摘されていた親知らず。。
横向きに生えていて、隣の歯の根元の虫歯の原因になっている。。
親知らずを抜かない限り、その隣の歯の治療はできない、と。
ずっと、「いやだいやだいやだ。。。」と念仏のように唱えていましたが、
実際に支える骨が溶けだしている写真を見せられたり、
たまにストレスがかかるとうずいたりするうちに、やるなら早めがいいかなと思い、
9月末に、総合病院の口腔外科で抜いてもらいました。
麻酔を打っての手術なので、これは十分トラウマになりうる要素があるので準備を怠りませんでした。
(研修で学んだことはまず自分で試します)
どんな準備をしたのか、術前、術中、術後に分けて書いてみますね。
術前
・かかりつけ医に紹介状を書いてもらう。たまたま市民病院の部長先生と懇意にされているということで、その部長先生直々に紹介状を書いていただきました。こういう「安心感」がいい影響を与えます。
・手術の前に先生と会って話をしておく。たいていの手術で、これは問題ないと思いますが、事前に会って言葉を交わしておくというのはすごく大切な「安心」要素です。
・できれば看護師や口腔外科の受付のスタッフとも挨拶程度でいいので事前に言葉を交わしておく。病院という「戦場」を自分の縄張りにしていく感じ?(笑)
・家から病院までの道のり、受付~待合~手術室へのルートを把握しておく。こうやってシミュレーションしておくことでも安心感を持てます。
・こころと身体を柔軟に保っておく。マッサージや柔軟体操、ウォーキングなど。
術中
・意識があるなら、その箇所にだけ集中するのではなく、全体に意識を向けて極力リラックスする。ゆっくり落ち着いた呼吸を心がける。
・余裕があるなら先生やスタッフと会話する。「ちょっと寒いからひざ掛けありませんか?」「痛いです」「今で何割くらい削れましたか?」
術後
・クラニオの施術。これは僕にとって必須だったので、事前にクラニオ仲間に頼んでおいた。事前に頼んでおくことで、安心して手術に望めます。
・安静。
・ソマティックエクスペリエンシング 麻酔の影響と破損したバウンダリーの修復のため。
・もう1度クラニオを受ける予定。
ここまで読んでいただくとお分かりのように、安心感や会話がキーワードになっています。
要は、神経系を腹側迷走神経複合体に持っていきたいんです。
この神経系が、柔軟性や回復力のカギになります。(レジリエンス)
腹側迷走神経???がよくわからないという方は、ポリヴェーガル理論で検索してみてくださいね。
ぼくも過去のブログにたくさん書いています。
クラニオを受けた理由
クラニオは、名古屋のギリさんに頼みました。
僕がメキシコにいるときから、確かmixiでつながっていて、帰国当初いろいろとお世話になっていました。
それではなぜ僕が、術後すぐにクラニオを受けたかったかについてまとめてみます。
・歯を削ったり砕いたりする衝撃が頭蓋骨はもちろん全身に影響する点。
・ペンチでぐいぐいと力を加えられる点。
・口をあけっぱなしにする顎関節への負担。
・首、肩、背中の筋肉の緊張。
・麻酔。
それらをね、除去しておきたかったんです。
・あとは、副腎のケアなど。
クラニオ・バイオは、そういうときにすごく優しく労わってくれるんです。
それで、まだ痛みも腫れも残る手術の翌日にね、施術してもらいました。
すると、面白い反応が出ました。
・腎・副腎が熱くエネルギーが充満して、腰まわりの筋肉が緩みました。(畑の疲労。。)
・後頭部に触ってもらってるとき、ふと仙骨が緩んだのがわかったのですが、その緩んだ仙骨の中から蛇が顔を出したんです。
一瞬ぞっと恐怖を感じて、施術の時間は流れていったんですが、終了後、あれ、クンダリーニやん、って。。
で、その恐怖は、蛇に対する恐怖じゃなくて、クンダリーニのエネルギーが開花する恐怖なんだってわかったんです。
クンダリーニは強烈なので、身体がそれに耐えれるか!?という。。
そういう、潜在的な恐怖があるということに気づかされました。
気づきというのは大切で、顕在化することで意識的に取り組むことができます。
ギリさんに伝えたらこういうコメントが。
「興味深いね〜 それ(怖れ)があることを知ってると、無意識に制限しなくなるね 解き放つ方にレットゴーできるようになるね!!」
あとは呼吸が深くなり、多くのクライアントさんが言うように、「風呂上がりのようにぽかぽか」になりました。不思議な感覚で、皮膚から5㎝外側までもぽかぽかオーラが出ている感じ。。
で、歯の周りの反応がそんなに出なかったの。ギリさんもそこを楽しみにしてきたのになんでだろ?って。。
もしかしたら、術後まだ日が浅く、僕のガードががっちがちだったのかもしれないし、
ぼくの治癒力さんの優先順位が、今日の反応を引き出したのかもしれません。
施術者側の思惑どおりにはいかないクラニオ・バイオのセッションですが、
きっとあなたをいい方向に導いていってくれると思います。
愛知県にはしっかりとしたトレーニングを受けた施術者があまりいませんが、
クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクスをどうぞよろしくお願いいたします。
スタジオ・ウーヌス ぎりまるた
そらとり 江口剣太郎