そらとり

不安、ストレス、うつの呪縛からもういい加減解放されたい方へ
2020/10/23 お悩みごと別
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「過去の記憶に基づいた将来の恐怖への予期」としての不安

これはある意味、命を守るために必要な反応です。

 

不安を感じることで人間は、将来の飢餓に備えるという発想ができて、農耕を始めるようになります。

このように不安をクリエイティブに変換させると、発展につながりますね。

 

ここで取り上げたいのは、過去の記憶に引っ張られてなかなか前に進めない状態です。

 

例えば、

・大地震を経験した人がちょっとの揺れで過剰に反応してしまう。

・新型コロナのニュースを見て過剰に反応してしまう。

・過去にパニックに陥った人が、出先でまたなっちゃうんじゃないかと不安になる。

・不安が不安を呼んでまたパニックに陥る。

 

 

これは、身体がそう反応してしまうので、

自分の意志ではどうすることもできない、ちょっと難しいかもしれない状態です。

 

「前は元気だったのになんでこんなふうになったんだろう?」

「いつまで続くんだろう?」

「旅行にも行けないし、嫌だ」

「ライブに行きたいけど人混みが・・」

「そもそも電車に乗れない」

「家族に申し訳ない」

「早く抜け出したい」

「でも精神内科には行きたくない」

「薬は飲みたくない」

 

そんな声をよく聞きます。

 

心臓がバクバクなったり過呼吸になったり、大変ですよね。

自分が一番つらいのに、自分ではどうしようもない。。

 

ではなぜこんなことが起こるのか、

現代医学で言われているところとバイオダイナミック・クラニオセイクラルセラピストとしての知見からいくつかまとめてみました。(今回、「クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクス」の著者フランクリン・シルズ博士にも相談させていただきました。)

 

全体像です。

厚生労働省より抜粋

 

 

かなり細かく分類されていますね。

 

ここでは別の角度で、もう少しシンプルに、見てみようと思います。

 

時系列でみると、まず、

ストレス

パニック障害

不安

 

というふうに考えられる例があると思います。

(ストレスからうつ病を発する人もいます。)

 

パニックや不安を起こす原因として、厚生労働省では、

不安障害の原因は、まだ十分には解明されていません。どんな病気もそうですが、精神障害の発症には、生物学的(身体的)、心理的、および社会的要因がいろいろな度合いで関わっています。

不安障害も、かつては心理的要因(心因) が主な原因であると考えられてきましたが、近年の脳研究の進歩により、今日では、心因だけでなく様々な脳内神経伝達物質系が関係する脳機能異常(身体的要因)があるとする説が有力になってきています。

とあり、はっきりとした原因はまだわかっていない、とされています。

 

(原因がわからないのに病院でどんなお薬が投与されるのでしょうか?)

 

 

 

シルズ博士は、大脳辺縁系に注目するようにいいます。

 

ここで、脳機能の異常に着目します。

脳が恐怖を異常に感じ取ってしまうことが原因だとする説です。

脳は大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)の扁桃体(へんとうたい)を中心とした、恐怖神経回路を持っています。大脳辺縁系は本能や情動、記憶をコントロールする部分で、そのなかで扁桃体は情動と記憶に関する働きを担っています。

人間が不安や恐怖を感じるときは、海馬(かいば)という記憶を司る部分からノルアドレナリンという神経伝達物質によって扁桃体に情報が伝わります。
これが恐怖神経回路です。

このときにノルアドレナリンが過剰に分泌され、恐怖や不安を必要以上に感じてしまうという説です。さらにいうと、このノルアドレナリンの分泌を調整するセロトニンが少ないことが原因だといわれています。

 

 

 

 

・偏桃体の働き 神経細胞の集まりで情動反応の処理と短期的記憶において主要な役割を持ち、情動・感情の処理(好悪、快不快を起こす)、直観力、恐怖、記憶形成、痛み、ストレス反応、特に不安や緊張、恐怖反応において重要な役割も担っています。

うつ病発症のメカニズムとして、強い不安や恐怖、緊張が長く続くと扁桃体が過剰に働きストレスホルモンが分泌され長く続く事により神経細胞が萎縮して他の脳神経細胞との情報伝達に影響し“うつ病” 症状が発現すると考えられています。

出典画像:Anatomography

 

・海馬の働き 記憶や空間学習能力に関わる脳の器官で、動脈血量の減少による局所の貧血(虚血)に対して非常に脆弱であること、ストレスに対しても非常に脆弱であるとされ、心理的・肉体的ストレスの負荷により長期間コルチゾールの分泌されると神経細胞の萎縮を引き起こします。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)、うつ病の患者にはその萎縮が確認され、統合失調症との関連が指摘されています。

出典画像:Anatomography

 

大脳辺縁系には他にも、

血圧、心拍数、呼吸、感情に関連する部位があります。

パニック発作のときにも出てくる動悸や息切れなどの症状もこのあたりが関係していそうです。

 

 

過去に強いストレスやトラウマ的なできごとを経験した人が、

ちょっとしたきっかけで過剰に反応してしまうのも、

この大脳辺縁系に蓄積された情報によるものだとも考えられます。

 

新型コロナ関連の報道を見て、恐くて家から出られなくなったという方などは、

一度自分を振り返って見られるといいかもしれません。

 

すると、その不安の原因はコロナそのものではなく、

過去に溜め込んだストレスによる脳の異常反応ということになるかもしれません。

 

 

大脳辺縁系は、頭のだいぶ奥の方にあるので、もちろん直接は触れませんが、

量子物理学に基づくアプローチが可能です。

長いストレスで萎縮してしまった海馬などを元気づけてあげることができます。

そして、誤作動を起こしていた自律神経も徐々に正常に戻りはじめます。

 

 

パニック症状がなくなり、

不安が「もう大丈夫」という自信に変わって、

やりたいことをやれて、

行きたいところへ行けるようになれれば、

楽しくないですか?

 

せっかくこの世に生まれてきたんですから、

楽しい人生を取り戻しましょう。

 

大阪で診させていただいたクライアントさん、

なんと来春結婚されるらしいんです!

 

お会いした時はパニックと不安でまだ頼りなさげでしたが、

なんとも喜ばしい!!

 

 

それで、不安でお悩みの方に向けた新しいメニューを作ろうと思いました。

 

 

その不安、こころが弱いせいじゃない

「脳内ストレスdetoxタッチプログラム(仮称)」

 

 

 

 

詳しい内容は次回のブログで。

不安の正体探りました。

 

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