この春、畑を広げてすったもんだのお話はちょくちょくさせていただいています。
合計600~700平米くらいで、そんな大した広さはないんですが、
3か所ばらばらにあることと、
1か所の中でも、これまでの使われ方でこっちとあっちで土質が全く違うところがあることなど、
いっきにお勉強の題材が増えてしまっている状況です。
1つ言えることは、
自分が作りたいものを作ろうとしてもダメで、
土と草を観察して、
状態をよく見極めて、
それに合った作物を育ててみるといいんじゃないかなということです。
そしたら肥料なんかやらなくてもいいし、
野菜を育て、草にも適当に育ってもらうことで、
粘土質でカチコチの土を根っこたちに耕してもらえます。
収穫した残り野菜や刈った草で表土を覆って虫たちの隠れ家を作り、
彼らの糞をエサにする微生物を増やします。
そして数年がかりでふかふかの土にしていきます。
すると生えてくる草が変わってきます。
育つ野菜が変わるサインです。
「今ある状態を最大限利用する」ことは、
野良仕事でも日常生活でもお仕事でも共通しているんじゃないかなって思います。
今ある状態を味わいつくしたころに、
次への扉が自然に開いてくる。。
こんな経験をした方いないでしょうか?
たとえ、好ましくない状態だったとしても、です。
例えば職場に苦手な人がいて、それが嫌で辞めちゃった場合、
次の職場でも同じような思いをすることがあると思います。
逆に、
「なんで苦手なんだろ?」
「この人からなにを学べんるんだろ?」
ってな具合に、逃げずにひたすら向かい合ってると状況が変わります。
その人と仲良くなったり、
その人の方から去っていったり、
少なくとも、あなたが職場を変えても同じようなタイプの人とは出会わなくなります。
そうして、
よく観察して、
理解して、
変えていく。。
その繰り返しで私たちを取り巻く環境がどんどんシンプルになっていきます。
波風立たなくなってきます。
腰を痛めるまで耕さなくてもよくなるんです。
種をまけばなんでも実る楽園のような畑を目指して頑張ります。
荒れ地にサツマイモのお話でした?
すこーしずつ、畑っぽくなってきました。
あっという間に全面緑。。