職場とか、習い事の場にいませんか?
些細なことに「異」を唱えて、自分との間に壁を作り、
敵対関係みたいなものを作っちゃう人。。
これは、ずっと意味不明でした。。
理解できませんでした。
「なんか、いつもプリプリして、やりにくい人だなあ・・」って。。
僕は、割と誰とでも仲良くなれる方だと思います。
言葉が通じにくい異国でも、いい関係を築いてきたことも影響しているかもしれません。
脳天気で気づいていないだけかもしれませんが、あまり人に嫌われた記憶がありません。
でも、ごくまれに、壁を作られた経験があります。
僕にとってはほんと珍しい体験なので、明確に覚えています。
当時は、ただ単に「嫌われた・・」って思っていて、傷つきもしました。
僕の何がいけなかったのだろうと、深く内省もしました。
ま、もちろん、こちらにも非はあります。
でも、それまでの関係をプッツリ切られるほどのことか?と不思議に思っていたのも事実です。。
それが、トラウマについて学ぶにしたがって、その理由がわかってきました。
先日、日本のソマティックエクスペリエンシング®の第一人者の方が書かれた記事を読んでヒントを得ました。
そこには、トラウマの世代間連鎖、中でも世代を超えての戦争トラウマについて書かれていました。
戦争による怒り、悲しみ、絶望などが世代を超えて受け継がれているというのです。
戦いはまだ終わっていないのです。。
復讐のエネルギーが潜んでいることもあるようです。
世代を超えてのトラウマがそれほど影響を与えるのなら、
今世、自らが直接受けたいじめなどのトラウマ体験は、もっと生々しくその人の中で息づいているだろうと想像するのは容易です。
トラウマ治療で目指すところは、身体の中に閉じ込められた未完了の自己防衛反応を完了させてあげることです。
それが完了しない限り、いつまでも「敵」を作り続けることになってしまいます。
それを理解すると、
理不尽な態度を取られたとしても、
凹むこともなく、
腹を立てることもなく、
ただ、その人の癒しのプロセスに光を送る、
ただそれだけです。
傷ついた人にやさしい社会を。