ノミっていますよね。
ちっぽけな虫ケラのノミのことです。
2mmほどの大きさのノミのジャンプ力は30cmほどで、
自分の体長の150倍もジャンプできるという計算になります。
コップに閉じ込められたノミ
さて、このジャンプ力に自信があるノミを小さなコップに入れたらどうなるでしょうか?
当然ジャンプしてすぐ外に出て行ってしまいます。
では、コップにガラスの蓋をしたらどうなるでしょう?
ノミから見れば空が見えるので、思い切ってジャンプするのですが、蓋に遮られて落ちてしまいます。
何度かジャンプするものの、その度にガラスの蓋に遮られ、外には出られません。
痛いし外に出られない。
ノミも何度かジャンプするものの、次第にジャンプ力を弱め、
いつしかガラスの蓋に当たらない程度にしか飛ばなくなります。
では、ガラスの蓋を外したらどうなるでしょうか?
ノミは嬉々として外に飛び出していくでしょうか?
実はそうはならず、ガラスの蓋が外れても、
ノミはコップの高さまでしか飛ばないままです。
これはコップから出しても同じままです。
コップから出たとしてもノミはコップの高さまでしかジャンプしようとしません。
ガラスの蓋に体をぶつけ、痛い思いをしたことをノミが覚えているからです。
ノミが再び高くジャンプするには?
飛ばなくなったノミを、再び体長の150倍もジャンプさせるにはどうすればよいのでしょうか?
それは高くジャンプするノミといっしょに過ごさせることです。
高くジャンプするノミを見て、飛ばなくなったノミも高く飛べることを思い出し、
ガラスの蓋の高さ以上に飛び跳ねるようになるのです。
よく用いられるノミの寓話です。
ふと、思い出したので書き記してみました。
あなたは、自由で、エネルギーにあふれています。
だれにも、それを奪うことはできません。
どうか、そのことを忘れないでいてください。