そらとり

Q&A 朝起きれません
2021/05/11 クラニオ・ケーススタディ
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朝起きれなくて困っている方、いらっしゃいませんか?

特に、中学生など思春期を迎える年代の方に多いようです。

 

以前のブログで起立性調節障害について紹介させていただきました。

「気づいてあげてください!起立性調節障害~原因と対策~」

よろしければご参考になされてください。

 

今日は、睡眠相後退症候群(DSPS)という症状のご紹介です。

 

睡眠相後退症候群は入眠困難と覚醒困難が慢性的に持続し、睡眠相前進症候群は夕方の眠気や早朝覚醒を呈する。

睡眠相後退症候群は、社会的に望ましい時刻に入眠および覚醒することが慢性的に困難であり、多くの場合午前3時~6時のある一定の時刻になってやっと寝付くことができます。
学校の試験などの大事なスケジュールがある時でも決められた時刻に起床することができず、なんとか無理をして起床したとしても、午前中は眠気や頭痛・頭重感・食欲不振・易疲労感などの身体的不調のために勉学や仕事を行うことが困難な状態になります。
大学生の中には、夜型の生活を続けているうちに、同様の睡眠・覚醒パターンになっている場合が見られますが、この場合は試験や遊びなどで、どうしても朝起床しなければならない時には起きることができるという点が異なっています。

睡眠相後退症候群の場合には、本人にとって非常に重要なスケジュールがある時でも起床することができず、その結果社会的不利益を受けることになります。発症年齢については、思春期から青年期が好発年齢であると考えられています。治療としては、朝の高照度光療法または夜のメラトニン投与などで生体リズムの位相を前進させる方法が有効です。

睡眠相前進症候群は、夕方の眠気や早朝覚醒を呈するもので、高齢者に多いものです。加齢に伴う生体リズムの周期の短縮が関与していると考えられています。治療としては、入眠前の高照度光療法が有効とされています。これは夕方の光の体内時計に対する作用により、生体リズムの位相が後退することを目的とした治療法です。

厚生労働省 e-ヘルスネットより引用

 

治療として挙げられているメラトニン投与というのは、ロゼレムなどの薬の処方になります。

薬には必ずいい面と悪い面があるのはご存知だと思います。

ロゼレムの副作用としては、頭痛、倦怠感、目まい、眠気(?)、発疹、etc. が挙げられています。

また、「治療」と言っても、薬で治るのか?いつまで服用し続ければいいのだろう?、という素朴な疑問が湧いてきます。

 

メラトニンが出て朝起きれるようになったとしても、頭痛や倦怠感とともに、ってことだとつらいですよね。

 

そこで、睡眠相後退症候群の原因ですが、あるサイトによると、

睡眠相後退症候群の原因は、特定には至っておらず、体内時計の乱れ、自律神経の乱れ、体温の日内変動リズムの乱れなど、様々な原因が推測されます。

中でも、家族にも同様の症状を持っている人がいる可能性が高く、遺伝的な要因が見られることから、遺伝的に時計遺伝子の異常があり、体内時計の周期が人と違う可能性が挙げられます。また、ADHDなど発達障害を持つ場合も、睡眠相後退症候群を発症するケースが多く見られることから、発達障害との関係も指摘されています。

とあります。(睡眠相後退症候群(DSPS)とは (human-sb.com)

 

特定されていない、、、と。。でもとりあえず薬を、というのが今の医療の状況です。

そして、なんの疑問も持たずに薬を飲む、あるいは子どもに飲ませる人たち。。

自分や家族の健康について、もう少し真剣に考えていただきたいと思います。

 

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ここからは、そらとり独自の見解になります。

ある中学生の男の子が、睡眠相後退症候群と診断されたのですが、

詳しくお話を伺っていると、小学生の時に高いところから頭から落ちたことがあるということがわかりました。

 

すぐに頭蓋骨、特に蝶形骨の可動が気になりました。

メラトニンの分泌に関わる松果体は、蝶形骨の影響を強く受けるからです。

頭に軽く触れさせていただくと、小学生の時の落下の影響か、

頭はちょっとしたカオス状態でした。

蝶形骨もがんじがらめで動けていません。

 

しかし、その奥にはかすかに健全な一次呼吸の動きが感じられたので、

カオスには巻き込まれないように、静かに一次呼吸の動きを感じ取っていました。

すると、少しずつカオス状態が落ち着いてきました。

蝶形骨もわずかながら動きを取り戻してきました。

 

2度ほど施術を受けていただいて、

「最近は朝起きれるようになった」とお母様から連絡がありました。

 

この中学生の男の子の場合は、

頭からの転落によって頭の構造にひずみが出てしまい、蝶形骨と松果体の連携がうまくいかずに、

メラトニンを上手に分泌できない状況にあった、と考えることができます。

 

この場合、そらとりでは、もちろんその場しのぎの薬の処方ではなく、

手技によって頭部に優しくスペースをもたらして、それぞれのパーツが本来の動きを取り戻せるように導きます。

 

松果体の働きを鈍らせる原因は他にもたくさんあります。

松果体については過去のブログにもいくつか書いていますのでよろしければご覧ください。

松果体 | そらとり (cranio-kenko.com)

 

なお、起立性自立障害、睡眠相後退症候群ともに、クラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクスで対応可能です。

 

 

 

 

 

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